さいたまと
ワールドカップ





COLUMN●コラム


#098
とんでもないやつ


 6月20日、水曜日。ナビスコカップのガンバ大阪戦を駒場でやっていたとき、メインスタンド側のタッチライン沿いから写真を撮っていた僕は、ふと思い付いて、レッズのベンチにカメラを向けた。チッタ監督は見えないが、岡野や田中、山岸ら、リザーブのメンバーが真剣な面持ちで試合を見つめている。試合はまだ始まってばかりで0−0だ。

 この日の試合だけで、6月23日に発行するMDP182号に使う写真を10枚ぐらい撮らないといけないから、いろんな絵柄が欲しかった僕は「いつ出番が来てもいいように、試合の流れを見つめる控えメンバーたち」というキャプションを頭に描いて、1枚撮影した。  そのシャッターを切る瞬間、ベンチの奥の方に座っていたアカシオGKコーチが僕に気が付いて、いきなりサムアップ(親指を立てるお馴染みの仕種)をしたのだ。

 なんてやつだ!真面目な写真が台無しじゃないか!ガキじゃあるまいし、カメラ向けられたからって、いちいちポーズ取るんじゃないよ!そんなことやってるから「アカシオさん」じゃなくて「アカシヤさんま」って呼ばれるんだ。

 という訳で、ボツった1枚の写真でした。ちなみに、山岸が気づいて大笑いしていました。これも2点差で勝っていた余裕かな?いや、あいつなら負けていてもやるに違いない。

(2001年6月25日)