さいたまと
ワールドカップ





COLUMN●コラム


#106
大物外国人選手獲得方法

 今回のエメルソン獲得で、前から考えていたことを思い出した。名付けて「大物外国人獲得投票制度」。
 チームが不調になると、誰をとれ、誰をもってこい、とかまびすしい。不調でなくてもテレビや雑誌でしか見られない超大物選手がレッズに来たら…、と飲みながら話すことはよくある。

 あなたのその夢を実現!あなたの意中の選手がレッズへ!

 なんの宣伝コピーだ?
 こういうことである。もちろん投票期間を決めて、自分が、レッズに来てほしいと思う選手の名前を投票するのだ。そして最多得票を獲得した選手から順番に、レッズが交渉に行く、という訳。
 なんだ、それなら面白くもなんともない。待って、続きがあるんだから。
 投票用紙は1枚10万円!これをレッドボルテージで買ってもらうのだ。1人何枚でも購入可。これで1万票が「売れた」とすると10億円。これを移籍金にする。もちろんレッズにはベースとして5億円くらいの移籍金は用意してもらわないといけない。年俸はレッズだ。合計15億円の移籍金を持って、投票数の上から順に当たっていく。
 そうすると、大半の投票者の期待ははずれることになる。ただでさえ10万なんか出せないとは思うが、意中の選手が来ない可能性が強いのに、投票する人は多くない。だから投票用紙に「その選手と一緒に食事する権利」をつける。
 意中の選手でなくても世界的なスーパースターだ。一緒に食事するのに10万円くらい出す人は少なくないだろう。週1回、1回100人として、1年に50回食事会をやれば2年で1万人はこなせる。100人で2時間の食事会なら文句も出ないだろう。

 どうだ。これで来季の強化をはかろうじゃないか。なんだか「こち亀」の両さんみたいな発想だな。

(2001年8月10日)