さいたまと
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COLUMN●コラム


#131
個体識別・その1〜ブーイング大賞

 1月12、13日と、あるグループの新年会にお呼ばれしてきた。2日間、飲んでいた訳ではない。このグループは新年会を温泉旅館でやるのだ。幸い仕事もまだ忙しくなかったので1泊2日の小旅行に付き合わせてもらった。ん?やっぱり2日間飲んでたか。


 行きの電車の中で、宴会の賞品プレゼントのゲームとして「お題別レッズベストイレブン」を6組考えてくれ、と言われた。そこで「歴代外国人ベストイレブン」などがすぐに頭に浮かんだが、98年とか95年のシーズン別となると、マジになってしまうので、やや異色のベストイレブンを選んでみた。
 「高校選手権で活躍したベストイレブン」
 「国内の他チームから移籍してきたベストイレブン」
 「リーグ戦に一度も出場していないベストイレブン」
 「いい男ベストイレブン」
 「被ブーイングベストイレブン」


 最後の「被ブーイングベストイレブン」は、僕がブーイングものだ、と思った選手ではない。実際に試合や試合終了後にブーイングを浴びた選手のことだ。
 僕が選んだのは以下の11人。一応、33・4・3にしてみた。
 
〈清尾案・被ブーイング歴代レッズベストイレブン〉
FW 大柴健二 水内猛 永井雄一郎  
  アドリアーノ  
MF 杉山弘一   山田暢久  
    堀 孝史    
DF 田口禎則 城定信次 西野努  
GK   土田尚史    
 
 念のため重ねて言っておくけど、僕が「ダメ」と思った選手ではなく、サポーターからブーイングを浴びた量の多い(と思われる)選手だからね。その選手の能力、資質とは関係がないですよ。


 永井のところで「えー?」と疑問の声が上がった。たしかに永井は昨年、大事なところでシュートをはずしたけど、チャンスはよく作っていたし、天皇杯の準々決勝ではゴールも決めた。それなのに、どうして?
 だけどJ2の2000年6月10日、新潟戦でのブーイングは瞬間最大風速としてはすごかった。「歴代」ということでははずせない。一年の中で最も降水量が多いのは梅雨時ではなく台風シーズンなのと一緒(?)。


 山田にも異論の声があった。
 山田は、いわゆる「ナメたプレー」で相手にやられてしまったときのブーイングが多い。昨年後半(の後半)の素晴らしいプレーで、過去に浴びたブーイングが相殺されることはないから山田も立派に(?)資格保持者だ。


 ほかの9人についても同じようなことはある。たとえばアドリアーノも、去年の第2節、C大阪戦で同点の2ゴールを決めたときは称賛を浴びたが、だんだん非難の方が多くなってきた。土田にしても受けたのは拍手の方が多いに決まっているが、歴代GKの中ではブーイングを浴びた総量も最大だと思われるから選出されてしまった。


 もしかして「人気者ベストイレレブン」や「賛辞を浴びたベストイレブン」を作ると、同じ選手が何人か入るかもしれない。それでも「被ブーイング大賞」に彼らが入ってしまうのは、過去にあったことがずっとついて回るからだ。
 選手は過去も現在も未来も1人の個人として特定されている。生物学でいう「個体識別」が容易なのだ。(明日に続く)

(2002年1月15日)
 

〈追伸〉

 1月19日(土)開催の「よかにせトークライブ」(バックナンバー129参照)参加申込は現在36人(クラブ関係者、主催者除く)。まだ受け付けます。なお1月14日までに申し込んでくれた人は全員OKです。今後も返事は定員オーバーの方にだけ送りますので横着御免。