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COLUMN●コラム
#244
中断期間にする話・その2~トモファンのあなたへ
6月15日のMDP特別号の製作真っ最中。「レッズ歴代選抜」で出場する以外の元レッズ選手にもなるべく福田さんの思い出などを聞きに回っている。せっかくだから本人の現況やレッズサポーターへの一言も聞くようにしているのだが、それは本題ではないのであまりたくさんMDPには載せられない。でももったいないから、文字通り「はみ出し」た話をここで披露しよう。
「浦和のピッチにもっともっと立ちたかったな、という思いはあります。グラウンドに立ったときにすごく応援してくれるのを感じてましたから、それに対してもっと返したいな、という気持ちがありました。それを違う形で、ここで頑張っているよ、ということで示したいです。浦和があって今の僕がある訳ですから、そういう気持ちを忘れないでいたいです」。
「今は順位的に下で、結果が出ていないから苦しいんですけど、自分にとっては試合に出ていることが一番だし、試合に出ているからこその苦しみなんで、出ていなければまた違う苦しみなんですよ。だから今の苦しみは嫌な感じじゃなくて、いい感じなんですよ。もっと考えないといけないんだな、ということですから。
去年も試合に出してもらって、試合に出ていた人は出ていた人で大変だったんだなというものわかりました。出てナンボというのは口先では言えるけど、自分が出るようになるまでは言いたくなかったんです」。
久しぶりに吉野智行選手らしい話を聞いた。レッズにいるときから、どんな状況でも前向きに考えていた吉野選手。僕は話を聞くのが楽しみだった記憶がある。
去年7月、レッズから湘南ベルマーレにレンタル移籍。今季そのまま完全移籍し、背番号10をつけて、ここまで15試合にフルタイム出場している。コンディションさえ悪くなければ、それくらいの活躍は十分うなずける選手だ。腰の調子も悪くないらしい。
湘南はここまで3勝2分け10敗。この取材をした段階では12チーム中最下位だったが、31日は首位の広島にアウエーで引き分け。勝ち点で並んでいた鳥栖が負けたため一つ順位を上げた。あと3分の2で、どこまで上がるか。というより正直言えば吉野選手がどれぐらい活躍するかが楽しみだ。レッズのJ1復帰を振り返るとき、彼の活躍で勝ったと言っていい数試合を僕は忘れられない。
次に湘南が大宮に来るのは8月10日(日)かあ。一応、うちは試合がないな(オールスターの翌日だけど)。
(2003年6月2日)
<追伸>
6月15日は通常の試合とはまったく違うし、MDP特別号は通常号とはまったく異なる編集なので、「HAPPY BIRTHDAY」はオーロラビジョン、MDPとも無し(基本的に特別号では無し)。すでに編集室に送ってくれた方々、ご了承を。6月4日のフェイエ戦?あれはレッズのホームゲームではないし、もちろんMDPも出ません。
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