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COLUMN●コラム


#265
引き分け


 レッズに風が吹いている、とまでは言えないか。でも逆風が止まってる、とか、他のチームに逆風が吹いてる、とかは言えるかも。


 普通2敗したら上位からはかなり離されて当然。実際、マリノスに負けたときは2位のジェフにも勝ち点3差、首位のアントラーズに4差になって、こりゃ終盤まで優勝の可能性を残して‥というのが厳しくなったかな、と思った。順位も10位と、星が五分の割には下だった。
 しかし6節を終わってみると、ありゃりゃ。順位は6位に浮上。何より勝ち点差で首位と2差。レッズより上のチームの顔ぶれを見るとマリノス以外、直接対決を残している。マラソンに例えると、まだ先頭集団の中にいる、と言っていい。スパートすればトップに躍り出られるし、タイミングを間違えなければそのままゴールする可能性もある。そのタイミングが読めないからマラソンレースは駆け引きが面白いのだけれど。
 要は上位チームがここ3試合の間に引き分けが多かったことが原因だ。アントラーズ、ジェフ、ガンバ、レイソルが2試合引き分け、FC東京とジュビロは3試合すべて引き分けだから、勝ち点でいうとレッズの1勝2敗と同じ。ちょっと落ち込んだ連敗だったが、周りも足踏みしていてくれたんだから、このツキを生かさない手はない。
 ツキといえば、試合のめぐり合わせで「なんでレッズにこんなに不利なんだ!」と怒ることもあるが、連敗の後にトリニータ、というのはラッキーだったと言えるかもしれない。アウエーで強豪チームと当たっていたら3連敗だって可能性はあったし、負けなくてもレッズの戦い方を取り戻すまでには至らなかったかもしれないからだ。こんな言い方をしてはトリニータに失礼なのは十分承知しているが、実際に守備に関してはマリノスに比べてプレッシャーが少なかった感じだ。河合竜二がいるかいないかだけでも全然違った。


 多くの人が言うように、2ndステージは混戦になりそうだ。たまたま15戦という数が一緒だから比べやすいが、大相撲では12勝3敗の優勝は価値が低く見られがちだが、今季の2ndステージなら12勝すれば優勝間違いなしだ。1stステージのマリノスは10勝で優勝したが、6節現在では3勝だった。当時首位のアントラーズは5勝、2位のジェフは4勝していたのだから、6節現在ですでに4勝さえ残っていない2ndステージは、1stステージを上回る大混戦になりそうだ。そうなれば引き分けによる勝ち点1があとで効いてくる。つまり負けないこと、失点しないことが先頭集団に残る条件の第一なのかもしれない。


 失点しない、最大のカギ。ネット、ニキ、坪井という3人共通の言語がない(!)3バックはちょっと心配だったが、トリニータ戦ではまずまず安定していた。まあ3人だけで守る訳ではないが。ちなみに試合中の共通語は「ヒダリ」とか「アブナイ」とかいう限られた日本語だそうだ。サッカーは世界の共通語というが、実際に何かの言葉を発しないと始まらないからね。それにしてもネットのオーバーヘッドクリアはちょっと青くなったぞ。
 ネットといえば、トリニータ戦の試合前の集合写真撮影で、一緒に出てきた子どもたちを並ばせるのに時間がかかったせいもあるが、イレブン全員がちゃんと構えていないのにネットは列を離れてピッチに散ってしまった。よっぽど早く試合がしたかったのだろう。この間、MDPの表紙になったときは、異様にテンションが高かったというし、乗せれば乗るタイプなのだ。もっとも、その表紙になった試合で怪我したのだから、入れ込みすぎるのも考え物だが。


(2003年9月22日)


<追伸>
  いつの間にか、J1通算ゴールが492点になった。500点まであと8。500といえば区切りの数字としては100の次に来るべきもので、次は1000しかない。それほど重要な節目のゴールがもうすぐ誕生するというのに、何かしないではいられない。MDPでは恒例の500ゴール目を決める選手を当てるクイズを出題するが(締切早いので気をつけて)、それだけじゃ200や300と変わらないので、500ゴール目を決めた選手に、MDPとサポーターからプレゼントを贈ることにしよう。
 背中に「500」とプリントしたTシャツを用意し、1枚には余白(ホントは余赤だが)にサポーターのサインをびっしり書く(耳なし芳一みたいに)。1枚には500ゴールが出た日付と選手の名前を入れて、その2枚をプレゼントすることにした。
 さっそく明日の駒場でそのTシャツを僕が持っていくから、みなさんサインに協力しておくれ。いろいろ歩き回っていると思うけど、以下の時間はフードコート〜インフォメーション付近に座って待っている。よろしく。
 9時半〜10時半/11時〜11時半/12時40分〜13時10分