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COLUMN●コラム

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#352
見切り


 言い訳させてくれ。決して忘れていたわけじゃない。いや、違うな。正確には、何度も「あ、コラム更新しなくちゃ」と思いながら、次の瞬間には忙しさに追われて、後回しになっていた。やっぱり今季最後のMDPだし、初めての(そして最後の)チャンピオンシップの号だから、気の入れ方が違うのか。それよりも内容がいつもと少し違うから忙しい、という面もあるが。
 昨日、横国から車で帰るときも半分眠ってたほど、毎晩忙しい先週でした。更新しなくてすみません。
 じゃあ今週は忙しくないのか、と突っ込まれると困るが2週続けてスルーするとさすがに良くないし、これから日を追うごとに忙しくなって焦ってくるのは目に見えてるし…、という訳で今日。


 その「日を追うごとに忙しくなって、焦ってくる」のが一番いけない。たとえば月曜から金曜の午前中まで4日半ある中で、コラムにかかる時間は2時間程度。MDPにかかる時間はそれよりはるかに多いが、どっちにせよこのコラムを書いている時間はMDPの仕事はできないのだから、月曜の午前中にできるものなら木曜の午前中だってできるだろう。
 コンピューターの処理能力を言うならその通りだろう。1時間かかるものは50分ではできないが、能力に応じた時間をかければ、仕事の順番を換えても問題はない。でも人間はそうではない。時間が迫ればあせる。1時間でできるものが、あせることで余計に時間がかかる。あるいはアイデアも浮かばない。そういう人が多いはずだ。
 剣道をやっているときに、相手の剣を数ミリの差でかわしても1m下がってかわしても、切られないということでは同じ。でも自分の疲れは全然違うし、相手の焦りも違う、と聞いたことがある。相手の剣を数ミリの差で見極めること、そしてそれを1mの差と同じように余裕を持てること。それを「見切り」というらしい。


 12月11日のチャンピオンシップ第2戦。最もレッズに期待すること。それは2ndステージのレッズの一番の良さを発揮してほしい、ということだ。
 2ndステージ一番の良さというと、爆発的な攻撃力とか前線からの守備とかを思い浮かべるだろうが、ここで言うのはそれではなく、気構えのこと。
 2ndステージは先制されても慌てていないだろう。1敗しても引きずらなかっただろう。チャンピオンシップの第1戦で負けた。第2戦は1点のビハインドからスタート。そういう状況に焦るのが一番今季のレッズらしくないことだ。
 1敗しても、次勝てば大丈夫、とその通り勝って首位を守ったG大阪戦。1点取られても焦らず後半に逆転した清水戦。この2試合が今季の象徴だとすれば、チャンピオンシップの第2戦こそ、今季を象徴する試合をしてほしい。
 2点取ればいいんじゃない。1点だ。1点取ればトータルタイ。相手は焦るし、こちらはリズムに乗れる。ましては埼スタホーム。だから90分で1点取ればいい。そういう気持ちで戦えばいい。
 横浜Mの岡田監督が「レッズは前半0点に抑えれば大丈夫」と言ったそうだが(ソースを確かめている時間がない。ごめん!)、11月6日の清水戦のように前半0−1で後半の終盤に逆転した試合もある。最終節の広島戦も前半は0−0だった。その前だとナビスコの市原戦までさかのぼらないといけないが。
 焦るな、というのはのんびりしていろ、という意味ではないよ。第1戦のように寄りの速い横浜Mに対しては、10月23日の鹿島戦のときのようなスピーディーな展開が必要だろうと思う。それも焦らずにやってこそ、正確さが伴うのだ。


 今季のレッズの選手たちは僕のような凡人ではないはず。前半1分に入れても、後半ロスタイムに入れても1点は1点。そして埼スタで勝利してチャンピオンシップを取ってほしい。

(2004年12月6日)


<追伸>
 いろんな人に聞かれるけど、時期が時期だけに控えていたが、時期が時期だけにもう言っておかないと予定が立たないだろう。
 恒例の「レッズサポーター望年会」は12月26日(日)午後3時ごろからさいたま商工会議所会館で。詳細と参加者募集は今週中に詳しくアップします。