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Weps うち明け話
#010
ナビスコカップのシード
 レッズが神戸に勝って、大宮と新潟が引き分けたから、勝ち点はレッズ12、大宮7、新潟4、神戸0。あと2試合、レッズが2敗して新潟が2勝しても勝ち点は抜かれない。レッズのナビスコ予選リーグの2位以内が確定した。
 発表された段階から思っていたし、おそらくJリーグも正常とは思っていないだろうが、やっぱり言っておこう。ナビスコカップのシード制はヘンだ。
 同じ大会で前年の上位になったチームではなく、Jリーグの優勝チームと天皇杯の優勝チームがシードされるのだ。それもブロックを分けるとかのシードではなく、予選リーグが免除され決勝トーナメントから出場させるという優遇措置だ。理由は、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)に出場するとスケジュールが大変だから。
 今年はJ1が18チームになって、2チームをシードすると4チーム×4ブロックになってちょうどいい。だが、ヘンテコなシード制はJ1が16チームだったときから行われていた。だから2つのブロックは3チームリーグだったし、1位チームだけが決勝トーナメントに進んだ。予選リーグ出場チームの公平性を崩してまで、そして試合数を減らしてまで2チームをシードしていたのだ。
 レッズが予選2位を確定してもまだ予選突破が決まらないからグチグチと言うわけではない。横浜Mと磐田が早々とACLで敗退したから「なんだよ。ナビスコ、シードされても意味ねえじゃん」と言うのでもない。
 実際、ACLに出場したら、ナビスコの予選はやってられないだろう。それはわかる。いっそその2チームはナビスコカップ出場辞退にするというのはどうか。予選リーグだけでなく決勝トーナメントも。ここまでナビスコカップを軽視するなら、いっそのことそうした方がすっきりする。で、「いや、うちは選手がいっぱいいるから、ACL戦いながらでもナビスコの予選もやる」とチームが表明すれば参加させる、つまり選ばせるのはどうか。
 そうでないなら、ACLの出場枠の1つを前年の天皇杯優勝チームでなく、ナビスコカップ優勝チームに与える。せめてナビスコの優勝チームと前年の天皇杯優勝チームとで試合して勝った方をACLに出場させる。
 ナビスコカップの優勝が、ACL出場に少しでも関わっていれば、ACLのためにナビスコ予選免除、というのは納得できる。リーグチャンピオンチームはリーグカップ予選免除というのも、まだ理解できる。同じJリーグ主催の大会だから。でも天皇杯はサッカー協会の主催大会。その優勝チームが、しかも前年大会の優勝チームが、Jリーグ主催大会で優遇されるというのは理解しがたい。もしも優勝したのがJ2やJFLのチームだったら、どうなるんだろう。
 とまあ、初めにも書いたが、Jリーグも悩んだ末の、苦肉の策でこうしているんだろう。日本のクラブはヨーロッパのビッグクラブのように国際試合を戦いながら国内試合をこなすほどの体力はまだないし、そもそも日本とアジアのサッカースケジュールもうまく、こなれていない。一方、時期的なものもあって、天皇杯優勝チームの重みは年々下がっているが、形だけでも権威は守らなければならない。
 でも筋が少し違うことは間違いないし、そういう声がいろいろ出たほうが、Jリーグとしても改革に手が付けやすいだろう。懸念すれば、一度こういう具合に決めたから、その後の検討はされていないことも考えられる。
 てな訳で、一応筋を通すために書いておいた。
(2005年5月30日)
〈EXTRA〉
 先週は力尽きてしまいました。すみません。これで借金2回。ちゃんと覚えてますってば。
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