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Weps うち明け話
#027
まだ予選
 福田正博さんが以前言ったフレーズを借りよう。

 リーグ戦てのは、途中までは予選みたいなものなんだ。優勝争いというのは決勝で、それに出るための予選。残り数試合になって優勝に手が届くところにいたら、優勝争いしたとか言っていい。シーズンの真ん中ぐらいで首位に立ったって、そんなの優勝争いしたなんて言えないよ。

 98年の2ndステージをふり返る話をしたときに、僕が「今年の後期は優勝争いしたじゃないか」と言ったら、それに「反論」して彼が答えたものだ。
 その理屈を逆に当てはめる。今は34試合中の7割弱、23節が終わった時点だ。今季はまだ残り11試合ある。リーグ戦の優勝争い、つまり決勝に行けるかどうかは、残り試合数と勝ち点差で決まる。
 そういう意味では、再開後の5試合は、まだ準決勝に行くための予選みたいなものだった。ガンバだって、一番近い位置にいるが残り11試合では福田さんの言葉を借りれば、まだ決勝に進んだとは言いがたい。
 レッズは再開後2勝2分1敗だった。5勝だったら準決勝ナンバー2に躍り出ていたが、まだ予選グループのままだ。しかし大会は続いている。二次予選から一次予選に下がった感じだが、ここ4〜5試合の頑張りではまた二次予選に上がれる。そのときのG大阪と鹿島の成績次第では準決勝に手が届く。その後のことはまだ言うまい。
 苦しくなったのは確かだ。勝ち点差が離れたことじゃだけない。10差というなら以前は鹿島とも10差だった。それよりも、選手のモチベーションが下がることが一番危険だ。彼ら自身プロだから、まだあきらめているはずはない。しかし、ピッチであと一歩速く走らせ、強く当たらせるのは誰か。それはサポーター自身が一番よく知っている。
(2005年9月12日)
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