Presented by 埼玉縣信用金庫
Weps うち明け話
#063
ファミリー
 ドイツで行われているあれは何?
 国際Aマッチというと、日本のワールドカップアジア予選か親善試合しかなかなか見る時間がないから、アジア以外の外国勢同士の真剣勝負を見ると、「なんじゃこりゃ!」とびっくりするようなシーンが何度もある。一次リーグの初戦はどこも守備的になると言われるけど、局面でのプレーのすごさというのは、攻撃的とか守備的とかいうこととは別の問題だ。ワールドカップのヨーロッパ予選もテレビで見られるが、ホーム&アウェイで何試合も行われるリーグ戦は、3試合しかない本戦の一次リーグとは、1試合の重みが違うから、当たりはずれがある。やっぱりワールドカップはどの選手も出し惜しみしない。
 と言っても何も外国勢同士だけがすごい、という意味じゃない。日本戦は別物だ。「すげーな」なんて表現は客観的に見ているからで、今晩のオーストラリア戦は「点取れ!」「取られるな!」しか考えないだろう。ワールドカップよりレッズ、と言ってはいるが日本の一次リーグを「ふーん」と斜めに見るほどヘソ曲がりじゃない。

 明日になって興味が変わってしまうといけないから、「ワールドカップよりレッズ」ということで、いま公式戦真っ最中のレッズファミリーの状況をお伝えしよう。
 まずはレディース。5月21日に開幕したmocなでしこリーグ(mocはスポンサー)は第4節を終え、レッズレディースは2位につけている。去年5位だったレッズレディースは、初戦で東京電力マリーゼ(去年4位)、第2節で伊賀FCくノ一(同3位)、3節がTASAKIペルーレFC(同2位)の順に当たり、すべて撃破。第4節の昨季女王、日テレ・ベレーザと引き分けた。3勝1分け、勝点10得失点差+4で、得失点差+15(!)のベレーザと勝点では並んでいる。
 得失点差が11も離れているのは大きいようだが、対戦順を考えると、ベレーザはこれまでINAC(今季2部から昇格)、湯郷ベル(昨年7位)、高槻FCスペランツァ(同6位)を下して大量得点を挙げているが、これから当たる3チーム(マリーゼ、伊賀、TASAKI)から、そう多くは得点できないだろう。逆にレッズレディースは下位の3チームに取りこぼさず大量得点を狙っていくことになる。なでしこリーグは7試合でひと回りするが、7節を終えて、レッズレディースが首位に立っている可能性は十分あるのだ。ちなみに、その第7節は7月2日(日)午後1時から埼スタで行われる。

 次にレッズユース。
 現在、第30回日本クラブユース(U−18)選手権(7月28日〜8月5日/Jヴィレッジ)の関東予選二次リーグを戦っている。二次リーグは6チームずつ4グループに分かれて行われ、各グループ上位3チームが順位決定トーナメント戦に進む。順位決定戦は、グループ1位チームが1〜4位決定戦、グループ2位チームが5〜8位決定戦、グループ3位チームが9位決定戦に出場するのだが、関東から全国大会に進めるのは9チーム。つまりグループ2位以上になればその時点で関東8位以上が確定し、全国への出場権を得る、ということだ。グループ3位チームは、順位決定戦で2度勝ち抜いたチームだけが9枚目の切符を手にできることになる。
 現在レッズユースは3勝1敗。3勝1分けの川崎フロンターレユース、FC東京U−18に続いて3位だが、最後にFC東京戦を残している。対戦相手から見て川崎が最終戦で負けることは期待できそうもないから、FC東京を破ることが全国に進む第一の道だ。FC東京に負けるか引き分けてもグループ3位は変わらないから9位決定戦で勝ち上がる道も残っているが、それはそれで厳しい。6月18日(日)午後3時から東京ガス深川グラウンドで行われる最終戦を全力で勝ってほしい。

 レッズジュニアユースも第21回日本クラブユース(U−15)選手権(8月11日〜20日/Jヴィレッジ)の関東予選を戦っている。こちらは4チームずつ8グループに分かれてリーグ戦を行い、各グループ上位2チームが決勝トーナメントに進む方式。関東から全国に進むのはU−18と同じ9チームで、決勝トーナメント1回戦で勝ちベスト8になればその時点でJヴィレッジ行きが決まる。9枚目の切符は、1回戦で敗れた8チームが9位決定トーナメントで争う。こちらは3回勝ち抜かないと全国出場権が得られない。
 レッズジュニアユースは現在2戦2勝で決勝トーナメント進出を確定。6月17日に柏レイソル青梅と対戦し、1位か2位が決まる。全国出場をかけた決勝トーナメント1回戦は7月1日(土)、草津の本白根グラウンドで行われる。

 10日、11日、秩父と浦和を行き来し、レッズファミリーの4試合を取材した。それぞれトップチームの試合とはまた違う味わいや緊張感がある。
 レディースは、柳田美幸が移籍してきた以外、選手の顔ぶれ自体は昨年と大きくは変わっていないが、戦術と選手の意識の変化を感じる。ユースやジュニアユースは全国大会に向けて落とせない試合が続くし、中学生も高校生も3年生にとっては最後の大会となる訳だから必死さが痛いほど伝わってくる。
 7月19日から再開されるJリーグに思いを馳せ、テレビから流れてくる世界標準のプレーに唸りながらも、やはり目の前で赤いユニフォームが戦っていると、それに一番身が入る。次の土日もレッズ三昧のあとクロアチア戦。
(2006年6月12日)
〈EXTRA〉
 「清尾さん、相馬のブログより更新遅いよ!」
 その通りです。一言もありません。それというのも書きたいことが多すぎるから。何を書こうかと選んでいるうちに一日過ぎ、またネタが浮かんでくる。どっちにしようかと迷っていると、ネタが古くなり使えなくなる。時間が空けば空くほど、「面白いこと書かねば」とネタを吟味して、また時間が過ぎる。そんな繰り返しで3週間過ぎてしまいました。
 今度から気負わずに、思ったことを素直に書いていこうと思います。
 何をいまさら。
TOPWeps うち明け話 バックナンバーMDPはみ出し話 バックナンバーご意見・ご感想