Presented by 埼玉縣信用金庫
Weps うち明け話
#079
お弁当
 また、行けない日かよ!
 9月18日の吉野家復活祭。この日は前日サテライトの取材で札幌泊まり。早朝の便で帰り、駒沢のなでしこリーグ・ベレーザ戦へ。ちょうど移動の真っ最中に11時の牛丼販売スタートで、取材が全部終わるころには売り切れだろうから、きっと食べられないとあきらめた。「また」というのは前回もそうだったから。去年の2月11日だったと思うが、吉野家復活祭としては記憶していない。自分の行動で覚えている。その前日に徳島入りし、この年J2に昇格したヴォルティスの田中真二監督に会った。翌日は大阪で大阪産業大学サッカー部の佐藤慶明監督に会うことになっていたから、徳島から大阪にバスで移動した。途中、高速道路の下の町並みを窓から見ると、何やら行列がしている。その光景が2回くらいあった。なんだろうと思いながら、大阪でバスを降りたとき、サポーターから電話。
「清尾さん、吉牛食べた?」
 そうかあ、今日は1日復活の日か。いや、食べてない。
「いま埼スタでみんなで作業やってて、弁当買いに来たんだけど、清尾さんもいる?」
 食べたいが、大阪まで持って来いとは言えない。

 という訳で前回も取材のための移動の真っ最中で食べられなかった。そういう運命なのか、と思っていたら10月1日〜5日に、今度は「牛丼祭」と称してやるらしい。1日?また移動中だ。前日、京都でJリーグがある。17時からなので試合後、帰れなくはないが、この日から兵庫県で第61回国体が始まり、翌10月1日にはサッカー少年の部の1回戦が淡路島で行われ、埼玉県は静岡県と対戦する。国体を取材したのは、大山俊輔たちが高校3年生で埼玉県代表に選ばれていた2004年が初めて。それも埼玉開催だったから行ったようなものだが、今回の埼玉県代表はレッズユースの高校1年生が大半を占めているから、ぜひ行きたいと思っていた。あつらえたように前日が京都戦(大阪の2チームならもっと良かったが)。7日にホームゲームがあるので勝ち進んでも2回戦以降はいられないが、1回戦ぐらいは見たい。24チームのトーナメントなので、8チームは2回戦からの試合になるが、抽選の結果、幸か不幸か埼玉は1回戦からの出場になった。そして相手が静岡県。そういう訳で10月1日はまた吉野家に行けそうもない。2日以降、何とか味わいたいものだ。

 で、今朝だが、ようやくファミマのレッズ応援弁当2006を食べた。
 良いと思うところ。ハンバーグが切れているので食べやすい。目玉焼きの黄身が表面はしっかり固まっているのに中は半熟だった。目玉焼きにかかっている赤いコチュジャンソースの辛味が(僕には)ちょうどいい。野菜炒めの量も多くもなく少なくもなかった。そして一番良かったのはご飯の固さが適度だったこと。良くなかったのは、目玉焼きのV字型ソースが崩れていたことかな。まあ味には直接関係ないが。
 今回は500円出して不満はなかった。次のチェックポイントは、2回目、3回目でも満足できるかどうか(リピーター度)。そして温めなくても美味しいか(スタジアム販売分)。そして僕のようなトレカやステッカー不要の人も買う気が起きるか。

 レッズがパートナーと呼んでいる、スポンサーという存在はありがたいものだ。もちろん、理由の第一は宣伝だと言っていいだろう。今回のファミマのように直接関連商品を開発するところもあれば、イメージアップが主な目的の企業もある。だけどサポーターにとって、うれしい商品が少なくないし、もし嫌ならそれを買わなければいい。
 よく「広告が商品の価格を冷やします」というコピーを目にする。企業は広告に金をかけて、それを商品の価格に反映させているのだから、広告をやめてもっと価格を下げたらどうだ、という消費者側の意見に対して、考えられたものだ。広告をすることによって、人々がその商品を知り、売れるようになる。だからコストが下がるのだ、と。企業の広告料にはテレビ、新聞などのメディア対策の要素も多分に感じられるから、このコピーは正鵠を射ているかどうか疑問だが、その側面はある。Jクラブの場合、広告する主体(パートナー企業)と商品を売る主体(レッズ)が別だから当たり前なのだが、現象としては、ファン、サポーターがパートナー企業の広告を受け入れることによって、買うチケットの価格が上がらずに済んでいることは間違いない。
 レッズの05年度の収入は58億円。前年から2億5千万円伸びているが、入場料収入の伸びはない。広告料収入が3億1千万円伸びているおかげだ。前年から1億5千万円程度増えたチーム人件費(選手・指導者)はこれでまかなえた、と言ってもいい。
 レッズ関係の媒体(MDP・ハンドブックなどの印刷物、場内看板、オーロラビジョンなど)に露出するときは、タイミングと見せ方を考えないと逆効果だが、ファン、サポーターの多くはスポンサーを「パートナー」として認識しているに違いないと思う。

 決してスポンサーにお世辞している訳ではないが、朝ごはんを食べながら、そんなことを考えた。さあ、昼は「応援弁当2006温めないバージョン」かな。
(2006年9月26日)
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