Presented by 埼玉縣信用金庫
Weps うち明け話
#091
写真の角度
 少年サッカーや少年野球の取材をしていた頃、よく選手の父母に聞かれた。「どうすれば、あんな写真が撮れるんですか?」。「あんな写真」とは埼玉新聞の僕の記事についている子どもたちのプレー写真のこと。特に専門に写真を習った訳でもなく、さすがに下手とは思っていないが、自分ではそれほど素晴らしいとも思わない。だから大したアドバイスはできないのだけど一言だけ言う。
「座って撮るといいですよ」
 だいたい父母は立って試合を観戦している。だから写真を撮るときもそのまま撮ることが多い。ふだん自分が見ている角度で撮るから何の違和感もないのだろうが、完成した写真を見ると何となくつまらない感じがする。
 そんなとき、カメラを低い位置で構えて撮ると、まったく違う写真になる。まず表情がはっきり見える。サッカーはどうしてもうつむき加減になるので、なるべく下から撮った方が顔が写るのだ。そしてグラウンドがなるべく水平に近い角度で写っていた方が迫力が出る。対象となった選手だけが浮かび上がってくるのだ。それだけでいい写真に見える。
 何の話を導入したいのか。

 そう言えば、岩澤君のクラい声を今年はあまり聞いていないな。
 こう思ったのは、5月7日の鹿島戦が終わり、リーグ戦が中断に入ったときだ。朝井夏海さんとのコンビでレッズの場内放送を担当している岩澤慶明さんは、やろうと思えば、関西地方のJクラブに多い英語訛りのDJ調でポンポンとしゃべれる人。しかしレッズでは落ち着いた口調を心がけている。そんな彼がヒートアップするのはキックオフ15分前のメンバー発表と、レッズがゴールしたとき得点者を紹介するとき。逆に相手チームの得点は、ただ淡々とクラめに「ただいまのゴールは…」と事務的に放送する。
 そのクラい声を聞いた記憶があまりない。そう思って調べてみたら、今季ホームで点を取られたのは、第2節の磐田戦とナビスコ予選の福岡戦だけ。計8回のホームゲームがあって、たったの2回。リーグ戦に限れば6試合で1失点だ。これってすごくないか?調べてみたけど、Jリーグではホーム連続無失点試合の記録を取っていなかった。
 それから7ヵ月。さすがにずっと無失点とはいかなかったが、最終節17試合目を終わって今季はホームで8失点。1試合平均0.5点未満だ。その結果、ホームでは15勝2分けという成績。これまでJリーグでどのチームも果たしたことがなかった、1シーズンホーム全試合負けなしを達成した。アウェイでは7勝4分け6敗と、並みの成績だから、今季の優勝はホームゲームの圧倒的強さが生んだといっていい。
 そして12月1日付の#90「ホーム不敗」で言ったように、そのホームの強さを生み出したのは北側ゴール裏のサポーターだけではなく、バック、メーン、南側ゴール裏…、スタジアムに集うすべてのレッズファン、サポーターの力だ。

 優勝を決めた最終節。レッズサポーターはバックスタンドに前代未聞の絵を描いた。スポーツ新聞ふうに言うと「仰天!エンブレム人文字」か?このところ、いろんなチームが色つきのボード(ビニールや紙)を掲げてスタンドに絵を描いているけど、その規模やアイデアでレッズは一歩も二歩も先を行っている。次元が違うと言い切ってもいいか。
 ボードや風船を持っている人は生でなかなか見られないだろうから、この写真を公表する義務が僕にはあると思う。いつもと違う角度でお見せします。これは下から撮った訳ではないけど。
(2006年12月4日)
〈EXTRA〉
【 「2006レッズサポーター望年会」のお知らせ 】
日 時
  12月17日(日)午後1時〜4時(受付開始12時半)
会 場
  さいたま商工会議所会館2階ホール
(浦和駅西口徒歩15分・中浦和駅徒歩10分)
(地図=http://www.saitamacci.or.jp/menu_07/map.asp
(国道17号沿い・県庁から100m南・東京電力浦和営業所となり)
会 費
  一般 5,000円/小中学生 2,000円(幼児無料)
定 員
  200人
主 催
  実行委員会
開催趣旨
 
今年を忘れる会ではなく、希望を来年に広げる会です。
※日ごろ一人あるいは少人数で応援している人たちも集まって、仲間との絆を確認し合いましょう。
ミニトーク、参加者交流ゲームなど。
※賞品などはほとんどありません。サポーター同士の交流に重きをおいています。
いつもよりゆったり時間を取ってあります。
参加申し込み方法
 
Eメールで HAG03546@nifty.ne.jpへ。PCから返信してよいアドレスからお願いします。
メールの件名は「望年会○○○○●人」としてください(○○○○は代表者のフルネーム、●は参加人数)
※たとえば、清尾が計4人で申し込む場合は「望年会清尾淳4人」となります。
代表者の氏名、メールアドレス、携帯電話、同伴者全員の氏名(小中学生の場合はその旨)を添えて申し込んでください。
第1回締切 12月8日(金)深夜24時
万一、定員を大幅に超えた場合、抽選させていただきます。第1回締切を過ぎて定員に達しない場合、12月11日に再度このコラムで募集します。なお応募者全員に参加の可否を返信します。
過去の望年会において、参加申込みをされておいて連絡なく欠席した方、酒によって周囲に迷惑をかけた方のご参加はご遠慮いただく場合があります。
ちなみに会場は中浦和駅から徒歩10分です。
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