Weps うち明け話 文:清尾 淳

#388(通算#753)

セレッソですか

 ナビスコ杯準々決勝、レッズの相手はセレッソ大阪に決まった。
 交通費の面で期待した関東のクラブではないけれど、チケットが取りにくいということはなさそうだ。
 僕もそうだが、荷物のある人にとっては最寄りの駅から近い、ということもベターか。
 何より、相手はどこだろうとホームが第2戦というのは良かった。啓太、ナイスドロー。

 
 ただキックオフ時間が未定というのは予想外だった。抽選してから発表まで時間がけっこうあったはずだが、それでも未定ということは、クラブ側と中継局側で交渉中ということだろうか。テレビ局としては、それぞれのファン・サポーターにできるだけ生放送で見てもらいたいという意向があるだろうし、クラブとしてはできるだけファン・サポーターが来やすい(帰りやすい)時間帯に設定したいだろう。

 
 その件で心配したのが広島かC大阪と当たる場合だった。
 新大阪発の上り最終新幹線には、長居駅20時36分発の地下鉄に乗らなければ間に合わず、19時からの試合だと最後まで見ていられない。18時半キックオフでギリギリだろう。翌日は多くの人が仕事だろうから、キックオフ時間によって、23日の第1戦に行けるか行けないか決まるレッズサポーターは多いだろう。
 それはC大阪サポーターにとっても同様で、東京からの下り最終新幹線は21時20分発だから(新大阪発の最終と同じ時間)、浦和美園駅を20時代前半のSRに乗らないといけない。こちらは18時キックオフでないと、大阪まで帰れへん、ということになる。

 
 何だか西村京太郎の気分だが、他の試合も多かれ少なかれ同じような事情があるだろう。集客を考えれば相手サポーターの便宜を図ることも重要だから、クラブ側としても譲れない線があるだろうし、さりとて多額の放映権料をいただいているのだからテレビ局の意向も大事にしないといけない。ここは折り合いがつくのを待つしかない。

 
 さてトーナメント表を見て、真っ先に見たのは準々決勝の相手だが、次に気になったのは準決勝の相手というより、鹿島がどちらのブロックにいるかだ。
 今回、両者が勝ち上がれば決勝でレッズと鹿島が対戦する組み合わせになっている。実現すれば4度目の顔合わせで、1勝2敗と負け越しているレッズにとっては雪辱戦となる。昨日、「2年前に鹿島の表彰を、潤んだ目で見つめていた元気や直輝に大暴れしてもらいたい」と書いたが、その相手が同じ鹿島なら言うことはないし、そうなったら話題性も十分だし、テレビ局にとってもありがたいのではないか。

 
 もちろん、まずは準々決勝でC大阪にしっかり勝たないといけないので、この話はしばらく封印しておこう。6月23日の足や宿の手配はまだできないが、今は30日のMDPの準備をしっかりしておこう。
(2013年5月31日)
EXTRA
 これがアップされるころには、時間が発表されているのだろうか。

(2013年5月31日)

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