Weps うち明け話 文:清尾 淳

#393(通算#758)

キャンプならでは

 小樽市望洋サッカー・ラグビー場は、虫があまりおらず、ピッチコンディションも良かった。
 他のことはまたにして、昨日の第2日はキャンプならではの練習だった。

 ユースを含めた30人を10人ずつに分け(リハビリの宇賀神に代わって天野コーチ)、3チームがそれぞれ2試合ずつゲーム形式の練習を行ったのだ。空きチームは緩急をつけたランニング。
 その形式よりも、ケガの宇賀神以外は全員がこのトレーニングに参加した、ということがキャンプならでは、なのだ。
 大原では、というよりシーズン中は、たとえ週1回のペースであっても試合を目的にした練習だから、どうしても先発候補メンバーと、リザーブ候補メンバーが中心になってしまう。ミシャ監督は11対11のゲーム練習を行うことが多いが、それからもれた選手は少人数での練習となる。運動量はともかく、試合と同様の形でないとわからないもの、鍛えにくいものはあるだろうから、こういう時間が取れるときに、全員が同じメニューをこなす、というのはモチベーションの意味でも、個人のスキルアップの意味でも、非常にプラスになると思う。

 それが昨日いろいろ感じた中で、一番みんなに伝えたかったことだ。
(2013年6月7日)
EXTRA
 小樽までキャンプに同行していて、清尾はのんびり楽しんでるんだろう、と思っているみなさん。そんなことありません!このコラムの短さ見てもわかるでしょ。もう出発です。今日のNHKさいたまのラジオは電話出演ですが、果たしてどこから電話できるやら…。

(2013年6月7日)

  • BACK
 
ページトップへ