Weps うち明け話 文:清尾 淳

#394(通算#759)

カメラ越しに喜んだこと

 キャンプならでは、ということではないが、練習を初めから終わりまでじっくり見て、あらためて気が付いたことがある。
 今さら、という気がしないでもないが、ミシャの腰のことだ。

 昨年末、リーグ戦が終わってすぐに帰国し、手術を2回に渡って受けたことで、年明けはずいぶん良くなっているように見えた。
 長い時間、グラウンドの上で見たのは指宿キャンプのときだが、練習を見ている間、座らずにゴールポストにもたれかかりながらも立っていたし、ときどきは杖なしでもいられるようになった。
 去年の最も悪かった時期に比べるとかなり改善されているようで、それはそれで良かったと、ホッとしたものだった。
 その後、試合が始まっても、テクニカルエリアにイスを置いて座ることがなくなった。杖もいつの間にか、持たなくなった。間違いなく健康を回復していることが、サポーターにもはっきりわかったと思う。

 ただ、ミシャがレッズを指導し始めた、2012年の1月に比べると、まだじゃないか? という疑問を僕は持っていた。
 何を根拠にそんなことを言うか。
 僕が初めてピッチの上でミシャをカメラ越しにアップで見たのは、昨年1月の指宿キャンプ。そのときの彼は、ゲーム形式の練習を止めて、選手に指示を与え、練習再開、というとき、自分でボールを蹴っていたのだ。
 そのシーンは、今年まだ見られなかった。

 ボールを蹴ることが指標なのかどうかはわからない。だが監督として、「わかったか? さあ行け!」という合図を自分のキックでする、というのは大事なことのように思う。だから、それを見るまでは、少なくともレッズに来た時期までには回復していないのではないか、と勝手に思っていたのだ。

 蹴ってます。
 北海道キャンプでは、ミシャがボールを蹴ってます。
 ゲームを止めて指示を出し、ミシャがボールを蹴り出して再開。そんなシーンを何度も見てます。
 
 大原でもやってたよ、お前が見てなかっただけだよ、と言わば言え。俺はうれしい。
 大げさに言えば、またこのシーンをカメラ越しに見ることができただけでも、このキャンプに来た甲斐があったとさえ思うのだ。
(2013年6月8日)

EXTRA
 それでも、「We are REDS!」と書かれた杖は持ってきている。



 「さあ、やってみろ!」

(2013年6月8日)

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