Weps うち明け話 文:清尾 淳

#395(通算#760)

ユースの3人

 今回のキャンプに帯同している3人のレッズユースの選手のうち、関根貴大と広瀬陸斗は、8日でキャンプから離れた。
 と言ってもチームに帰ったのではなく、6月9日から千葉県で行われるU−18日本代表候補トレーニングキャンプに参加するためだ。
 現在、どこの地域も日本クラブユース選手権(U−18)の予選が行われていると思うが、この代表候補キャンプは、そんなことにお構いなく実施される。レッズも9日には、クラブユース関東予選の浦安SC戦が行われるし、まだ全国の切符は確保していないが、攻撃の中心メンバーである、この2人を派遣することに同意したようだ。
 それが、今だけでなく将来を見据えているJクラブのユースチームの判断だ。
 関根と広瀬の2人が代表候補キャンプで成長してくれること。そしてレッズユースの攻撃陣が奮起して2人抜きで全国出場を決めてくれること。その両方が実現することを信じている。

 そして、もう1人。1年生の邦本宜裕は、北海道キャンプに残る。彼は代表招集されているわけではないが、やはりチームのクラブユース関東予選には出場せず、トップチームと共にトレーニングを続けることになる。
 邦本も、チャンスメーカーとして、ゴールゲッターとして、攻撃では重要な役割をレッズユースで果たしているが、関根、広瀬に加えて彼もユースの公式戦よりトップのキャンプを優先させるという判断は、レッズ独自のものだ。もっとJクラブらしい判断だと言える。決してクラブユース予選の相手を軽視しているわけではない。

 ここまでゲーム形式のトレーニングの中で、彼ら3人はまったく物怖じせずにプレーしていた。そうでなくては、このキャンプに来た意味がないのだが、見ていて頼もしさと楽しみを感じさせる3人だった。
 邦本はユース組が1人になってしまい、ふだんはちょっと寂しいかもしれないが、おそらく練習ではそんなことを微塵も感じさせないプレーを見せてくれるだろう。10日の練習試合には出番があるのだろうか。

 選手にとって、全国大会というのは、自分を発表する大舞台だし、そこへ出られるか出られないかというのは、大きな岐路だ。それを決める場に自分がいない、というのは残念なことに違いない。
 だが、それと同じくらい大事なことが他にあり、片方しか選べないときもある。
 3人とも、今回選んだ道で全力を出して欲しい。

(2013年6月9日)

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