Weps うち明け話 文:清尾 淳

#418(通算#783)

容易じゃない

 容易じゃない、って別に埼玉の方言じゃないですよね? 昔、会社に入ってからよく聞いたフレーズなんですが。

 他のチームとの対戦成績というのは、どこからどこまでを区切るかによって、良くも悪くも考えられる。客観的な区切り方の一つのパターンは1人の監督の在任期間だろう。

 ミシャがレッズの監督に就任して2年目。そろそろリーグで4回目の対戦が済んだチームが増えてきた。
 その中の一つが前節の大宮。
 今回の勝ちで1分け2敗という対戦成績が1勝1分け2敗になっただけで、分が良くなったわけではないが、この2年間「勝てない相手」でなくなったのは事実だ。これで得失点差は+1になったし(笑)。

 そう考えてこれからのリーグ6試合をみると、容易じゃない相手ばかりだ。
 31節の仙台は、2分け1敗で、やはり勝っていないし、32節の川崎は先日までの大宮と同じ1分け2敗(得失点差は−6だ!)。最終節のC大阪とは3分け。3試合で勝っていない相手が3つも残っているのは、優勝争いにとって簡単ではない。33節の鳥栖も、ホームでは2勝しているがアウェイでは負けているし、今季も昨季同様向こうのホーム最終節だ。

 甲府、湘南のような残留争いをしているチームのパワーも容易じゃないものがあるが、やはり勝てていない相手の方が難しいだろう。優勝争いに簡単な試合はないが、その中でも相性の良くない相手が終盤に集中している。
 もちろん大宮に勝ったということは、3試合勝ちなしが4試合目も続くわけじゃない、という証明にはなったから、苦手と思われる相手を撃破して優勝に向かうという、やりがいのある試合が待っている、とポジティブに考えよう。

 それよりも難しい相手がいる。
 レッズの側に立てば、3チームとここ3試合勝ちなし、なのだが、対戦相手からすればレッズに3戦3敗しているのは屈辱だ。対レッズ4連敗など絶対に許されない。そのモチベーションを持つ相手の方が、容易じゃないだろう。
 
 今度のナビスコ杯準決勝が終われば、リーグ戦でそんな2チームとの対戦が続く。特に29節の鹿島は、相手のホームだし、勝点1差で4位と、上位争いに食い込んで来た。上位が待っていた、とも言えるが。

 冒頭書いたように、僕が埼玉新聞社に入ったころ、複数の先輩社員が「容易じゃないよ」と流行語のような使い方をしていた。埼玉の地方紙で広告営業をするのは本当に大変で、いま振り返っても、よく辞めなかったなと思うのだが、その先輩の口ぶりを思い出すと、彼の「容易じゃない」には、「だけど、やるしかない」という含みがあった。
 「not easy」であり「so difficult」だけど、「too difficult」ではない。そのころ、英語なんかで説明したら、生意気だと先輩にぶっ飛ばされただろうが、そういうことだ。

 困難なことに挑戦しているから「容易じゃない」のであって、挑戦しない奴に、その言葉を吐く資格はない。
 僕は今でも、この言葉をそういうニュアンスで使っている。
EXTRA
 という話は本来、次のナビスコ杯準決勝第2戦が終わってから書くべきなのだが、来週ではちょっと遅いので。

 その容易じゃない鹿島戦を応援に行くバスツアー(#413参照)。清尾の呼びかけに応えて乗車を表明してくれた人は現在36人。清尾本人を入れて37人で、定員の50人にはまだ空きがあります。最少催行人員はありませんから、大丈夫ですがあまりに空席が多いと良くないので、あと一声ここでかけさせていただきます。マイカーで行こうと思っていた人も再考を。清尾ならではの企画も(まだ全然考えていませんが)…。
 申込み方法は#416を。

 ナビスコ杯準決勝の話は、このMDP439号の編集が終わってから書こう。アップは明日の17時ごろ。

(2013年10月10日)

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