Weps うち明け話 文:清尾 淳

#434(通算#799)

8年ぶり

 そうか。8年ぶりになるのか。

 12月22日(日)から大阪に来ている。Jグリーン堺で行われている、高円宮杯第25回全日本ユース(U−15)選手権を見るためだ。浦和レッズジュニアユースは、関東ユース(U−15)リーグを1位の成績でこの大会の出場資格を得、今日25日(水)、横浜F・マリノスジュニアユース追浜を破って、ベスト4にコマを進めた。
 
 2010年から、32チームによるトーナメント戦で行われるようになった(かつては予選リーグ+決勝トーナメントという、サッカーらしい大会形式だった)この大会には、Jクラブの育成組織だけが出場するわけではなく、地域のクラブチームや中学校が11チーム出ている(ジュビロサッカースクール磐田を除く)。
 レッズジュニアユースの初戦はそういう相手だった。

 ソレッソ熊本は熊本市で活動する、幼児から中学生まで270人が所属する地域クラブで、今年の夏は日本クラブユース選手権にも出場し、グループリーグを突破している。1回戦(ラウンド16)で敗退したのは、レッズジュニアユースも同じ。
 お互いに夏の雪辱を期して今大会に臨み、1回戦で顔を合わせた。前半のうちに3得点したレッズだったが、後半追加点が取れずに決定的な場面を作られることもあり、気を抜けない時間が続いた。3点のビハインドのまま時間が推移しても、最後まで戦い続けたソレッソの頑張りが目立った後半だった。スコアは3−0で快勝だったので、「ソレッソ熊本って良いチームだった」と余裕かましたセリフを僕も吐いていたが、もし負けていたら小憎らしく思っただろう。本当に技術もあり、よく走ったチームだった。後半はセカンドボールをかなり拾われていた。

 23日(月・祝)、2回戦の相手はカターレ富山のU−15チーム。一言でいえば苦戦だった。富山は高さがあり、全員が浮き球の処理に慣れている感じだった。前半は、バーに当たるシュートを打たれ、セットプレーからの際どいヘディングシュートも浴びるなどピンチが多かったが、27分にCKからボランチ浅賀祐太のヘッドで先制し、さらに30分、相手の裏へ抜け出しGKと1対1になる萩原大智を倒した富山DFが一発退場で、数的優位に立った。
 だが、ロングボールを多用する富山を相手にその優位を生かせず、後半4分にCKから同点ゴールを決められる。レッズは攻勢を強め、相手ゴールに襲い掛かるが、富山GKのファインセーブに遭い、勝ち越せないまま時間が過ぎる。
 38分、轡田登が中盤で粘ってマイボールにし、前線の萩原へ。萩原が相手DFを引き付けて、左でフリーになった伊藤敦樹に送り、伊藤が決勝ゴールを流し込んだ。

 クリスマス決戦となった今日の準々決勝は、横浜F・マリノスジュニアユース追浜との対戦。
 今大会は横浜Mジュニアユースとのダブル出場となったマリノスの育成軍団だが、横浜Mジュニアユースは1回戦でガンバ大阪ジュニアユースに敗れ、横浜M追浜はそのG大阪を破り、いわば仇を討ってベスト8に名乗りを上げてきた。
 今季の横浜M追浜は、関東ユース2部リーグに所属していたため、レッズとの公式戦での対戦はこれが初。関東リーグ2部では、なんと19勝3敗という圧倒的な強さで来季の1部昇格を決めている強豪だ。
 先手はレッズ。なんと開始56秒で、川上エドが先制し、さらに28分、萩原が追加点を挙げた。その後もチャンスを作るが決められず、39分にCKから1点を返されて前半を終える。いわゆる、相手に息を吹き返させてしまった1点だった。
 後半、横浜M追浜の反撃をかわして決定機を作るがシュートが枠に飛ばず、突き放せないまま、14分に同点ゴールを浴びてしまった。勢いづく相手に押されてピンチをしのぐ時間が続き、アディショナルタイム2分が表示されて数十秒後、ゴール前でボールを受けた渡辺陽がタメて左の萩原へ。超が付く大事な場面で、萩原が実に落ち着いてゴールへ沈め、ベスト4進出を決めた。

 高円宮杯U15でベスト4に進むのは、山田直輝たちが優勝した2005年以来。明日の準決勝の相手は柏レイソルU−15になった。8年ぶりの決勝進出目指して、全国から「We are REDS!」の思いを!

(2013年12月25日)

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