Weps うち明け話 文:清尾 淳

#809

宮崎に来た

 当初、宮崎キャンプには行かず、この時期はMDPのリニューアルのための準備や、「サポーター開幕準備会」の企画をじっくりやろうと思っていた。
 でも、年が明けると急に仕事が入って予定が大きく変わり、MDPリニューアル準備も「サポーター開幕準備会」企画も遅れがちになっている。昨日の22日に急きょ宮崎キャンプに来たのも、予定変更の最たるもので、どうしてもキャンプ中に一度来ないといけなくなったので、一番時間が有効に使えそうな22〜23日に出張の予定を入れたのだが、その後「22日午後練習試合、23日オフ」の情報が入り、それに伴い22日の午前中もグラウンドでの練習はなくなって、丸々2日かけてレッズの取材ができるのは半日、ということになってしまった。今日は宮崎のホテルに1日こもって原稿書き、という一見ぜいたくなことをやっている。明日の朝イチの飛行機を早割で予約してあるため、ホテルの宿泊代と飛行機のキャンセル料をテンビンにかけて、そうしただけなのだが。

 非常にもったいないようにも思えるが、昨日宮崎に来るのに朝イチの飛行機にしたことで良いこともあった。今日も、なまじ浦和で仕事をしていると他のことに引っ張られがちなのを、カンヅメ状態(宮崎観光する手もあったが、そこまで余裕はない)にしているおかげで、デスクワークに集中できている。そう考えると、有効に時間を使えていると言える。
 そして何といってもチームに会って、選手のプレーを見ると元気になる。
 プロサッカー選手は、ファン・サポーター、地域の人たちに元気を与えるのが仕事、と言うが、そのおすそ分けに預かっているのが僕たちだ。他のメディアの人がそう感じているかどうかはわからないが。

 昨日は宮崎産業経営大学との練習試合。2011年の天皇杯でも対戦し、すっかりお馴染みになった大学が今年も来てくれた。
 30分×4本の試合で、各選手が2本ずつ。つまり30分ハーフの試合を2試合やった感じだ。チーム編成は昨季の先発組が半々に分かれていたので、新しい組み合わせを楽しむことができた。
 今季の対外試合チーム初ゴールは原口。1本目の5分、右からえぐった興梠からの折り返しを逆サイドで受け取り、コントロールして右足でシュートした。シュートの形は会心に見えたが、本人は「いや、普通でしょ」と素っ気ない。だが「今年はいっぱい決めないといけないから」と続けたことで逆に今季の決意を垣間見た。
 続いて7分、原口が左に展開した興梠へパス。切れ込んでシュート、かとおもったが、クロス。それを直輝がダイビングヘッドで決めた。「そこは足じゃないの?」というほど低い弾道のボールだった。直輝は「慎三くんが浮かせてくれて良かった。足で行ったら緊張してしまったと思う。頭だと何も考えずに当てるだけだったので」と振り返った。
 そして15分、関根がエリア内で倒されPK。周りから「関根、蹴れよ」と言われて本人がキッカーを務めた。プロでの対外試合初ゴール、ということになる。ユース時代はドリブルから早いタイミングでシュート、というのが持ち味だった関根はPKはそれほど得意ではないがしっかり決めた。「プロ初ゴールという実感はあまりないです。公式戦に出て取りたい」と言っていたが、与えられたチャンスを確実に生かしていくことは、仲間と監督から信頼を得る上で大事だ。

 試合全部を振り返っている余裕はないが、この日の得点は計10点。そのうち7点を原口、直輝、関根、阪野(2)、ユースの邦本(2)と、レッズユース出身者が決めていることが、何となくうれしかった。でもよく考えたら、この日の試合に出た1トップ2シャドーと両ワイドの選手計10人のうち、6人がそういう選手なのだから、それほど不思議なことではない。

 今季、一つひとつの公式戦で、そしてシーズンが終わった後で、多くの人を元気に、幸せにして欲しい。
 そういう思いを抱いて昨日はグラウンドを後にした。
 やっぱ、来て良かったわ。
EXTRA
「2014シーズン・レッズサポーター開幕準備会」の参加希望者には、すべて個別にメールしました。万一、届いていない方は連絡ください。また前日25日でも参加希望は受け付けますので、迷っている方も、ぜひどうぞ。


今季の対外試合初ゴールは原口

(2014年1月23日)

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