Presented by 埼玉縣信用金庫
Weps うち明け話
#101
紅白戦
 おい、マジかよ!って思わない?
 今年のレッズフェスタの目玉企画。「日本一おもしろい紅白戦」

 たしかに面白いことは保証する。てか僕が見たのも開幕前のオーストラリア合宿で一度だけだが。
 シーズンに入ってからは「非公開」で見られない。でも、そのたった一度が素晴らしく印象的だった。本当に「こりゃ金取れるわ」と思ったから。
 リーグ戦中の紅白戦については、関係者に聞くしかないのだが、○○が××を激しく削って、痛がる××に対して△△が「ガンバはもっとガンガン来るぞ!」とハッパかけたとか、いろいろ伝わってくる。たしかに公開したら絶対に面白いと想像する。

 しかしケガはどうなのよ?と少し心配になる。シーズン中の先発争いのテストとも言える試合前々日の紅白戦だったら、ケガのリスクも仕方がないが、始動間もないレッズフェスタで紅白戦て…。
 という考えも古いのか。
 たしか94年のレッズフェスタ、ということは第1回のレッズフェスタだと思うけど、僕も企画会議に参加していたので「紅白戦をやって、それを希望するアマチュアカメラマンに撮影してもらって、あとで写真展をやるのはいかが?」と提案したことがあった。面白いかな、ということになったのだけど、チームサイドから「まだ始動間もない寒い日に紅白戦をやってケガでもあったら大変」と注文があり、選手同士の紅白戦ではなく、レッズの選手対チビッ子(年齢は忘れた)チームの試合となった。それはそれで面白かったし、撮影のプランは実現したのだからまずまずだったけど、当時は「ああ、プロスポーツ選手というのは、それくらい体に気を遣わないといけないのだなあ」と簡単に提案した自分を恥ずかしく思ったものだ。

 時代は変わった。というかレッズが変わったのだ。
 レッズフェスタの会場が屋外ではなく、屋内のスーパーアリーナということもあるだろう。まさか、本当にガンガン削りあうこともないだろうし、脚がつるまで長くやることもないだろう。
 だからって本気でないというのとは違う気がする。激しいプレーでなくても、個人のテクニックや連係プレーで観客を喜ばせることは十分できる。選手たちのレベルはそれぐらい高い。また練習初日からミニゲームや紅白戦だってありうる昨今、始動日までに体を作っておかない選手などいない。ケガのリスクは、これまでだってなくはなかった。あのダレたムードのテレビ番組収録のときだって、フットサルやフリーキックをやったのだから。
 レッズフェスタでは、いつもと違う選手の姿が見られる。かくれんぼや遊びのゲームもいいと思う。近くで選手を感じられるのも魅力の一つだ。だけどサッカー選手が一番輝くのは試合。それがシーズン中では見られない設定で行なわれる。みんなが何を見たいのか知っていて、それを実現してしまうのだから、クラブもやるなあ、と思う。
 仮装行列でなく紅白戦がファン感謝デーの目玉になってしまうチームなんて、日本にそんなにいくつもないだろう。ワシントンと闘莉王の空中戦。伸二のフリーキックを防ぐ都築や山岸。長谷部と啓太の一対一。達也のドリブルに立ちふさがる坪井…。まさか、このお楽しみのためにシーズン中は紅白戦が非公開だったりして。
 紅白のチーム分けさせてくれる権利。オークションに出たら俺は手を上げるぞ、絶対。
(2007年1月23日)
〈EXTRA〉
 お待たせしました。根付、メーカーから明日届きます。そこから当選者に発送になりますが、ただいま誰の手も借りたくないほど忙しいので(ホントに忙しいとそうなるんです)、下手をすると到着は来週です。あしからず。
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