Weps うち明け話 文:清尾 淳

#820

今さら三部作① 誰かと一緒に映画館へ

 何てこった。
 マスコミ・関係者向け試写会に行きながら、映画「We are REDS! THE MOVIE〜開幕までの7日間」のことを何も書いていなかった。
 5月17日のMDP451号に、映画のプロデューサー丸山さんのインタビューを載せた。その取材のときにDVDで映画のほぼ完成版を見せてもらったのだが、それからしばらく経った5月22日(木)、マスコミ・関係者向け試写会があった。あらためて映画館のような会場で見て、パソコンの画面で見るときとは大きな違いを感じ、これはやはり伝えなければ、と思った。
 その後に、ナビスコ杯アウェイ2試合があり、原口の育成時代の写真選びがありと、6月1日の名古屋戦が終わるまで他に何も手がつかず、さて中断に入って最初の仕事は映画の話を書くことだ、と構えたときに、案外難しいことに気がついた。

 これまで映画の紹介文を書いたことがなく、小中学生のときに書いたような感想文では、全部ネタバレになってしまう。 映画の内容にほとんど触れず、自分が見たときの感動を人に伝えるにはどうしたらいいのか。
 難しい。そう思っているうちに、7日(土)が来てしまい、いろんな人から「見た」「行った」「面白かった」という感想をもらって複雑だった。自分が薦めて見に行った人がそう言っているのではない(MDP451のインタビューを読んで行く気になってくれた人がいるならうれしいが)。結局、自分が何もしないうちに、多くの人が鑑賞して評判になっている。今さら何を言っても…。

 でも、これだけ言っておこう。
 丸山プロデューサーは「500時間分の映像がある」と言っていた。上映時間が正味60分強だから、約500倍の材料があったことになる。専門外だからわからないが、普通の映画で500倍の映像は撮らないだろう。ドキュメンタリーならではなのだろうが、それだけ材料があれば、何本も映画が作れる。「俺は3秒しか出てない」と言う「興梠慎三」版だってできるだろうし、原口元気の「ドイツまでの100日間」だって可能なはずだ。
 10人の編集者がいれば10通りの「開幕までの7日間」ができる。それほど今の浦和レッズというのは多様性、多面性がある。
 そして多様性、多面性がありつつも、どんなファン・サポーターにも、クラブスタッフにも、選手にも、底流に流れる共通したものが一つある。それが浦和レッズなのだろうと思う。

「We are REDS! THE MOVIE〜開幕までの7日間」は、きっと見る人によって共感する部分が違うはずだ。ある意味でレッズの多様性、多面性を反映したものになっている。それでいて芯を外していない。まさに浦和レッズらしい映画だ。

 レッズを知らない人がこの映画を見たら、「レッズの試合というのはどんなだろう。一度試合に行こうかな」と思ってくれるに違いないから、ぜひ誰か「レッズ素人」の友達を誘って映画館へ行って欲しい。再開後は去年と同様に「友達を誘ってドリンク券ゲット」の企画も用意されているようだし。
 今さらながらお薦めします。
EXTRA
 映画の試写会といえば、それがあった5月22日(木)、急いで書いた原稿が一本あった。
 事務所で書き始めて試写会に行く時間が来たので電車の中で書き、駅の休憩所で何とか書き上げた。しかし試写会に行く前に送稿すれば翌日にはアップされたはずだが、送らなかった。
 その理由も含めて#821をどうぞ。

(2014年6月17日)

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