Weps うち明け話 文:清尾 淳

#825

同窓会

 6月28日(土)は、高校の同窓会に行ってきた。
 当然のことながら高校がある小松市で開かれたもので、山田引退試合のMDPが佳境に入ろうというときに、遠出するのはどうかと思ったが、出欠の返事を出す時点では、たぶん編集作業は順調に進んでいて、一息つけるだろうという、希望的かつ超主観的観測があったし、昨年の11月に亡くなった父親の納骨を延ばし延ばしにしていたのを、この機会に執り行おうというのがあって、昼間は納骨、夜は同窓会という1日だった。

 僕たちは石川県立小松高校の第27回期卒業生で、約360人のうち連絡が取れる約280人に案内を出して出席が約80人だと幹事が挨拶で言っていた。取材で行ったわけではないのでメモはない。数字はみんな「約」だ。
 約28パーセントの出席率が多いのか少ないのかわからないが、こんな時期に開いたのは、盆暮れ正月だと逆にみんな行事があって集まりにくいのではないか、という考えに基づいたものだそうだ。幹事は幹事でいろいろと考えなくてはならず、大変だ。

 前回の同窓会は13年前に開かれたらしい。ちょうどお盆の帰省中で僕も出席したのだが、何年前かは忘れていた。そして何故、今年開催したのかというと、僕たちの年代が高校を卒業して40年目だだそうだ(1975年3月卒業)。どちらかと言えば、僕はそういうことにこだわるタイプなのに、このことには気がつかなかった。もし気がついていたら、同窓会をやりたくなっただろう。と言っても埼玉県にいる僕が音頭を取るわけにもいかず、地元に住んでいる友人をたきつけて、やらせるしかない。果たして、そんなことができただろうか。
 ところが今回の同窓会を提案したのは、大阪で医者をしている男だった。もちろん地元在住者に電話してやらせたのだが、そういえば昔から良い意味で強引なところのある奴だった。

 自分の今の仕事をいちいち説明するのが面倒なので、まずは名刺を渡し、興味を持ってさらに聞いてくる奴にさらっと言うに止めた。名刺にはこのコラムのURLも載っているから、今も誰かが見ているかもしれない。
 とりあえず浦和レッズに関係した仕事をしているということがわかった奴(女性も含め)の何人かが「浦和レッズゆうたら、今年は例の事件でいろいろ大変やんね」と言うのに少し驚いた。

 久しぶりに会った友人と会話を弾ませるために、相手の仕事や近況に絡んだ事柄を話題にするのは定番のようなものだが、今のレッズの場合、それが「ダンマク事件」なのか。
 中には子どもがサッカーをやっていた(いる)という奴もいるが、石川県といえば、僕にとって故郷ではあるが、レディースを含めた仕事(試合またはキャンプ)で行ったことのない都道府県7つのうちの1つだ。ツエーゲン金沢が今年からJ3に参入したが、決してサッカー熱が高い地域ではない。
 そういう地域の在住者から「無観客試合」という言葉を発せられて、いかにあの事件が、全国に大きく知られ、「大変やんね」と気の毒がられるものとして受け止められたのかを再認識したのだった。

 さて、7月5日(土)の山田暢久引退試合も、同窓会の要素が濃い。
 山田の場合、第3期加入(94年)から第22期加入(13年)まで関わっているから年代が絞りにくいが、一番印象が強かったリーグ優勝の06年のメンバーが中心になっている。選手たちだけでなく、ファン・サポーターにとっても、まだ遠い昔にはなっておらず、かつ今はレッズにいない選手が多く集まるのだから、同窓会のようなものかもしれない。こういう機会でなければ、彼らがチームとしてプレーするところを見られる可能性は低いので、公式戦ではないが、ぜひ見ておいて欲しい。今週末だ。
EXTRA
 ところで、80人も集まって数時間の会(二次会含め)では、満足に話もできない。また、やろうということになる。盛り上がっているときには、そんな話になるのだが、いざ日常生活に帰れば忙しくて、なかなか次の機会を作れず、前回から13年かかってしまったのが今回だ。
 しかし、みんな仕事の第一線からは、そろそろ外れそうな年齢に差し掛かっている。これまでよりも余裕があるかもしれず、意外と早く次回が行われそうな予感がある。来年はともかく、再来年ぐらいには、という話にもなっていた。再来年だと、「合同還暦の会」だな。
 そのときには、挨拶を兼ねた話題として「浦和レッズゆうたら、Jリーグで一番強いチームでねんけ」と言われたい。そうなったら、僕が出席者全員に赤いちゃんちゃんこではなく、赤いレプリカをプレゼントしたっていい。…いや、Tシャツぐらいにしておくか。…やっぱり、じゃんけんで10人ぐらいかな。   

(2014年6月30日)

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