Weps うち明け話 文:清尾 淳

#834

月曜日の過ごし方


 普通は行かない。行ってはいけない日だ。
 9月15日(月)が祝日で、MDPのデザイナーが休みだったことも幸いした(不幸だった、と言えなくもない)。
 いつもなら、その週末にレッズのホームゲームがある週は、MDPにほぼ掛かりきりになる。そのうち月曜日は、前の週の土曜日に試合があった場合、レッズの練習が休みになることが多いから、大原には行かず、だいたい事務所でデスクワーク。日曜日のうちに完成させた原稿を朝イチで入稿し、その後は作業しながら入稿、また作業して入稿、という繰り返しで1日が終わる。
 だがデザイン会社が休みということは入稿しても意味がないから、火曜の朝までに入稿物をそろえておけばいい、ということで月曜日は事務所にいる必要はない。よし、静岡に行く!

 そう決めたのは12日の金曜日。大会の情報を入手したのは、その前日だった。
「なでしこアカデミーカップ2014(U−15)」
 10日(水)、浦和レッズレディースジュニアユースの永井良明監督に取材していて、13日(土)から3日間、時の栖スポーツセンター裾野グラウンド(静岡県裾野市)で、その大会が行われることを知った。なでしこリーグ、チャレンジリーグの下部組織のチームが参加する大会だという。男子で言うと、Jユースカップみたいなものだが、今年初めて行われる大会だから、それほどレベルは高くない。調べてみると、7月に行われた全日本女子ユース(U−15)選手権(32チームが出場)に出たチームは、参加16チームのうち半分もない。
 大会のレギュレーションも、4チーム×4グループのリーグ戦を行い、グループ1〜4位すべてで順位決定戦が行われるというものだから、交流大会の要素が強い。それでも、全日本女子ユース選手権以降、この中学1〜2年生たちの意識の高さに感動すら覚えた僕は、最終日だけでも行くことにしたのだった。2日前にもJリーグ清水戦で静岡まで行ったばかりだというのに。

 2日目までのグループリーグでレッズは1位となり、最終日は1〜4位決定戦に進むことになった。準決勝の相手は、福岡J・アンクラスの下部組織、ANCLASユース。もう一つの準決勝はINAC神戸レオネッサU−15とASエルフェン埼玉マリ。前者は、トップチームがなでしこリーグで2試合悔しい結果に終わったばかり。後者は中学生年代チームで埼玉県のトップを競い合っているところ。どちらと当たっても、決勝または3位決定戦は、因縁の対決になりそうだ。

 詳しい内容は、レッズオフィシャルのサイトメンバーズに書く予定なので割愛する。とにかくレッズレディースジュニアユースは、INAC神戸レオネッサU−15に決勝で勝って、優勝した。
 表彰式が終わって何人かの選手に話を聞いたが、みんなI神戸がレッズレディースのライバルであることを十分意識していた。それはそうだ。8月17日(日)のレギュラーシリーズ最終節と、31日(日)のエキサイティングシリーズ開幕戦、どちらもジュニアユースの選手たちはボールパーソンなどで試合の運営に関わりつつ、姉貴分が悔しい負けや、終了間際に追い付かれて引き分けるのを目の当たりにしているのだ。
 中でも1年生の上田佳奈はこう言った。
「私たちが勝ったのを聞いて、トップの選手たちも、次にINACと対戦するときに絶対に勝つという力にしてくれるとうれしい」
 
 聞いたか、ミチ!(後藤三知=レッズレディースキャプテン)
 エキサイティングシリーズで優勝するのはもちろん、11月16日(日)のINACとの試合はアウェイだけど、絶対に勝てよ!
EXTRA
 優勝して行った甲斐があったというものだが、本来みっちりデスクワークしなければいけない月曜日に、ほぼ1日外で取材していたツケは小さくなかった。往復の電車や試合の空き時間に目いっぱい作業をしても、追い付くはずがない。MDP459号の作業をさっき全部終えたが、今回はヘトヘトである。

(2014年9月19日)

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