Weps うち明け話 文:清尾 淳

#843

明日から3連戦


 本来、なのかどうかはわからないが、10月5日(日)の徳島戦のあとも、9日(木)、12日(日)、15日(水)とナビスコ杯や天皇杯があったはずで、カレンダーに予定の取り消しを意味する×印がついているのを見て、ちょっと寂しい。
 もちろんレッズは、明日からの3連戦に向けて万全の準備をしてきたはずだし、休養は十分だろうが、公式戦のリズムという点で、このインタバルが逆にちょっと心配でもある。まあ相手の仙台も同じだけど。

 今日のエル・ゴラッソにも載っていたが、この時期のアウェイ仙台と言えばどうしても去年のことを思い出す。11月10日(日)、アディショナルタイムの失点がなければ仙台に勝っていたわけで、もしかしたら単純に勝点2がプラスされて4位になっただけかもしれないが、
ミシャ体制になって初めての首位獲りが、その後の3試合に好影響を与えないはずはない。

 でも、ものは考えようで、仙台に勝った勢いで優勝していたならともかく、その後の3試合を勝ったり負けたり引き分けたりで、2位や3位になっていたらどうだっただろう。
 まず、ACLを戦いながら今季前半の成績を残せただろうか(その分の選手補強はしていたかもしれないが)。今季の出場4チームのリーグ戦の成績を見ると困難だったかもしれない。
 それと今季ほど劇的に失点減への取り組みができていただろうか。去年の失点のうち15点は仙台戦からの4試合で喫したもので、その印象が強いのと、56点という年間総失点の数が大きいことで、守備の強化を、という声が強くなったし、選手も痛みを感じながら非常に力を入れて取り組んだ。言わば去年の「高い授業料」が、今季の成果につながっている。

 仮定の話をしても仕方がないが、要するに去年のアウェイ仙台戦は、1試合の結果とすれば残念極まりないが、今の浦和レッズがある一つのきっかけでもあったと思うのだ。決して「鬼門」だとか、忌わしい思い出だとは考えていない。明日の試合で勝つことが、成長の契機を作ってくれた仙台への、レッズなりのお礼ではないかと思う。

 もちろんアウェイ仙台に始まり、アウェイ仙台に終わる、というわけではない。優勝への階段を、頂点を見据えながら上がっていくのはここからだ。
 決して楽な7試合ではない。2006年に優勝したときも、最後の7試合は3勝2分け2敗と、それまでよりペースダウンしたし、07年は最後の一段を上がれなかった。リーグ優勝というのは、シーズンの間ずっと頑張ってきて、最後にもっと頑張らなければ獲れない、厳しいものだ。

 選手に、ふだん以上の力を出させるもの。
 その一つの手段になるのは、今季ずっと不自由な思いで応援してきたレッズサポーターが、これまでとは質の違う応援、ピッチの選手たちがはっきりと違いを感じ取れるようなサポートをすることではないか。
 それは、ふだんに倍する人数がスタンドを埋めることかもしれない。より多くの声が一つにまとまってピッチに向けられることかもしれない。#842で書いたように、落ち着いたリズムでチャントが行われることかもしれない。
 いずれにしても、サポーター同士がより心を合わせないと難しいだろう。
 そのためには対話が欠かせない。この3連戦は、いろんな人と話ができる機会が13日ぶりに訪れたととらえてはどうだろうか。

(2014年10月17日)

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