Weps うち明け話 文:清尾 淳

#866

G大阪戦の効果

 ということで、5月2日(土)は、9年ぶりに埼スタで浦和レッズがG大阪に勝つ試合を53,148人の人が見たわけだ。
 そのうちの何千人かは、(G大阪寄りの人だから)面白くなかっただろうが、大半の人が内容的にも満足しただろうし、結果にはもっと満足したはずだ。

 僕も後半途中まで見ていて、もしこのままで0−0の引き分けで終わっても、サッカーの試合としてエキサイティング度は上々だと思ったし、さらにレッズの方が良い内容の試合だと思った。
 しかし、埼スタでは07年以降リーグ戦でG大阪に勝っていないという状況を考えると今回こそ勝つ必要があったし、順位でいうとG大阪との勝点差は変わらなくても、他の上位チームに追い上げられることになる。祈るような気持ちになってきた後半39分、右サイドの攻防からマイボールにし、流れるように逆サイドに回ったパスからズラタンの決勝ゴール。あのシーンだけで、柏木、関根、李、武藤、宇賀神、阿部、ズラと、7人もの選手が関わっていた。

 良い内容の試合、良い形での得点、勝ちたい状況でどうしても勝ちたい相手に勝利。今季全勝のホームゲームに毎回来ている人に聞いたら、みんな口をそろえて「5試合の中でベストだ!」と言うに違いない。
 そんなベストの試合を、今季初めて埼スタに来て立ち会えた人たちは何と幸せなんだろう。できることなら、レッズのホームゲームに来れば、毎回こんな試合が楽しめるんだ、と勘違いして(笑)、次のF東京戦、鹿島戦にもぜひ来てもらいたいものだ。

「勘違いして」は冗談だが、あのG大阪戦が初レッズだった人や、おひさレッズだった人の胸には、レッズの試合≒エキサイティングで最後にはスカッと気持ち良くなれるもの、というイメージが刷り込まれたはずだ。チームは毎試合そういうものを提供したいと思っているのだから、今季何度も見られますよ、と言っても誇大広告にはなるまい。

 そう、G大阪戦に勝たなくてはならない理由はもう一つあった。
 今季初めて5万人を超える試合。開幕戦と比べても1万3千人も多い。ということは生涯初、今季初の人が1万人以上いたのではないかと思われる。その試合で勝つことは、今後のリピーターになってもらう、大きなアピールになる。それが内容もしっかり伴っていたのだから、最高だ。
 
 鹿島がACLで敗退したことで、J1リーグ第13節の鹿島戦は5月23日(土)に確定した。6月23日(火)になるよりはいいが、#865に書いた理論で言うと「16日のF東京戦にするか23日の鹿島戦にするか」と、「票が割れて」しまいそうな日程ではある。
 それでもG大阪戦の効果が表れれば、横浜FM戦や名古屋戦よりも多くの人が来てくれるに違いない。試合も進んでステージ優勝争いの佳境に入っていく時期だということもある。
 そしてG大阪戦に近い雰囲気に近いスタジアムは、エキサイティングな試合を生み出す環境にもなる。
 この2試合に注目したい。

EXTRA
 もし、初めて埼スタに行ったのが先日のG大阪戦だったという人が、あなたの周りにいるなら。
「8年間勝てなかった相手にレッズが勝てたのは、あなたが来てくれたからに違いない。ぜひ次も来て、その運の強さを貸して欲しい」と頼んで欲しい。
 僕はG大阪戦の後、「We are Diamonds」の合唱が終わったとき、南側ゴール裏スタンドにいたのだが、カメラでなくトラメガを持っていたら、その場でそんなふうに訴えたい、と思った。まるで選挙みたいだが、選挙であれば1人1票しかないから、割れるかもしれないが、埼スタのチケットは2試合とも買って何の問題もないのだ。

 と、この2本がブリスベン行きの飛行機で書いたものです。

(2015年5月8日)

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