Presented by 埼玉縣信用金庫
Weps うち明け話
#106
シドニー
 日本を夜の9時半に出て、約8時間半のフライト。日本時間だと朝の6時にシドニー着だけど時差が2時間あるので現地では8時。この便だとうまく寝れば時間的なロスはあまりないから便利ではある。
 空港で荷物待ちの選手たちを撮ってたら係員が来て、写真撮影はNGだと。目の前で全部消すことになった。税関を通過するまでは携帯電話も駄目だそうだ。
 シドニーは暖かい。Tシャツの上に薄手のスウェットを着ていると汗ばんでしまう。長袖ならTシャツ1枚でも良さそう。現地の人はみんな半袖シャツだ。夜はどんな感じになるかわからないが。

 3年前、当時の「MDPはみ出し話」の方に、海外の有名強豪チームとの親善試合の話を書いた(#329)。レッズがイングランドへ行って「ボーダフォンカップ」に出場したときだった。
 世界の強豪と、本当にチームもサポーターも燃えて最後の最後まで闘う試合をするには、日本で優勝して、そのあとアジアで優勝するしかない。その最初のハードルはクリアした。今はワールドカップのアジア一次予選のようなものだ。難易度からすれば、勝ち抜くのはそれより難しいが。
 実は、海外に仕事で来るのは僕は今回が初めて。2000年のアヤックスとの親善試合にも行ったが、あのときは後援会ツアーだったし、試合はスタンド観戦しただけ。今回はちゃんと仕事しなくてはいけない。ちょっと緊張している。海外での仕事が初めてだからなのか、ACLアウェイ初戦だからなのか。
 告白すると、大事な試合、カップ戦の決勝とか、リーグ戦の優勝がかかった試合とか(こんなふうに何度も経験しているように書けるのがうれしい)では、知らないうちに舞い上がっていて、何かポカをやることがある。今回もそうなる可能性が少なくない。

 あさって、オージースタジアムで声を上げるレッズサポーターを見たときに、海外での仕事が初めてというプレッシャーは少し減るだろう。だけど、世界への挑戦権をかけた真剣勝負が始まる、という緊張感は増して、ますます舞い上がってしまうことは間違いなさそうだ。そんなことは全然問題ない。赤い、濃い空気を持ってきてくれ。
 さあ、夕方からチームの練習を取材に出かけよう。ここから闘いは始まっている感じだ。
(2007年3月19日)
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