Presented by 埼玉縣信用金庫
Weps うち明け話
#117
A3リポート・1「これから来る人へ」
 なまじ、ACLで上海に行った人の方が驚くかもしれない。中国の試合のセキュリティは厳しい、と思っていたら上海ではそうでもなかったからだ。
 結婚パーティーの最初か最後に、出席者が両側に立って花道をつくり、新郎新婦が歩くというセレモニーがある。あれを思い出してほしい。そして両側には、あでやかなドレスの女性やスーツの男性ではなく、ガタイの良い制服のガードマンと警察官がいるところを。

 A3の会場、山東体育中心(スポーツセンター)は、5万人収容のスタジアムで、内部の形としては埼スタに似ていなくもないが、メーンとバックが一層式。360度の一体感がある。ただ陸上競技場なので、スタンドとピッチは遠い。しかもトラックは10コースまであるし。
 中はともかく、スタジアムに入る入場ゲート。僕が見たところは1箇所4レーンあったが、手荷物検査を1人ずつ厳重に行うので、結構ラチが明かない。
 手荷物検査でひっかかるのはペットボトル(フタを開けても不可)。移し替え用の紙コップなんて置いてあるはずがない。中身をビニール袋に移して持って入る人もいた。
 ちなみに中の売店で売っている飲み物はコーラとサイダー系(紙コップ)。水はない。10日の試合は午後4時から。昨日の天候のままだとしたら、相当厳しい。話によると「紙パック」の飲み物も駄目らしい(投げ込めるからか?)。
 それと上海にはなかった金属探知機。そこらじゅうでピーピー鳴っていた。ゲート式の物が鳴ると個別のチェックがあるのだけど、その人を「ちょっとこちらへ」と脇によける訳ではなく、そのレーンの先頭でやるから列は詰まったままである。
 そして、そのレーンの両脇に警備員と警察官が「花道」を作っているのだ。あれだけ人員を割いているのだから、手分けしてやればもっとスムーズに入場できると思うのだが、ほとんどの人が、見ているだけ。だって、そんなに人がいても1回に1人しか通さないのだから、することなんてないのだ。
 金属探知機でひっかかったライターなどは没収されていた。たぶんハサミやカッターは論外だろう。カメラはOKだった。

 ちなみにダンマクも広げさせられて、内容と隠してあるものがないかチェックされていた。そんなこんなで、入場には思ったより時間がかかるかもしれない。まるで2001年の札幌ドームだ。昨日はレッズ戦が第2試合だったし、第1試合の前に開会式もあったから余裕だったが、10日のレッズ−城南一和は第1試合。余裕を持って来場した方がいいし、検査でひっかかりそうなものはホテルに置いてきた方がいいかもしれない。帰りに返してくれるかどうかは見ていないが、保証はない。
 ホテルに寄らずに来て、カルチェのライターとか持っている人は…、僕に偶然会えば預かってもいい。メディアセンターは外だから、持っているだけで法に触れるものでなければ預かってもいいが。
 中途半端な情報で申し訳ないが、ないよりはマシだろう。

 そうそう。大事なことがあと2つ。暑い中で、待たされ、あれは駄目、これは駄目とイラつくこともあるだろう。だけど警察官に食って掛かったり、胸をこづいたりしては絶対にいけない(いや、もちろん日本でも駄目だけど)。ここぞ!とばかりに大勢の警察官に取り囲まれることになる。試合に間に合うかどうかなんて斟酌してくれるはずもなく、中国まで行った肝心の目的が果たせないことにもなりかねない。アウェイの洗礼、と受け止めてスタジアムに入ってから試合で爆発させてほしい。
 もう一つ。山東省済南市は、抗日運動発祥の地、と言われるところで今でも決して対日感情が良いところではなさそうだ。昨日は山東魯能対レッズだったから余計にそうだったかもしれないが、ブーイングはカシマや味スタの比ではなかった。腹の立つこともあるかもしれないが、挑発に乗るとさらにちょっかいを出してくるし、やり返すとさらに大きくなる。もちろんそういうときのために、あの大勢の警察官もいるのだが、「先にあっちが手を出した」と言っても無駄である。言葉も通じないし。騒動が収まるまでスタジアムに足止め、なんてことにもなりかねない。

 以上、試合内容には何も触れないリポートでした。
(2007年6月8日)
山東スポーツセンター 敷地内に店はいろいろ。ピザ屋さんもあります。
中はこんな感じ A3のチケット(7日分)
開門直後の列。これがなかなか進まない ゲートの先頭でチェック。だから詰まる。でも人はいるでしょ
 
旗を誇示しているのではありません。広げてチェックを受ける上海申花のサポーター
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