Presented by 埼玉縣信用金庫
Weps うち明け話
#125
魔法はムリだが手品は
 月曜日から韓国に来ている。なんだ、こいつACLに行くと更新するんだな、というツッコミにはうなずくしかないなあ。

 ソウルから試合会場の全州市まで「バスで5時間」と言われたが、実際には3時間足らずで着いた。途中渋滞らしい渋滞はなかった。日曜日に先乗りし同じ時間帯で移動したクラブのスタッフは4時間半かかったというから、お盆の帰省ラッシュはほぼ解消された、ということか。明日の試合当日はお盆の最終日(変な言い方だが)らしいから、ソウル→全州はやはり混雑はしないだろう。

 9月19日、埼スタで行われたレッズ対全北現代戦。ロスタイムに全北が1点を入れたとき、全北関係者、サポーターは「よし、これで勝った」と思っただろう。
前 回ACLの覇者、全北は準々決勝から決勝まで、すべて1勝1敗の得失点差で勝っている。1勝1分けすらない。それでも優勝できたのだから、今回もアウェイの第1戦で1−2で負けることなど想定内だったはずだ。0−2だとちょっと厳しくなるが、1点差なら、と。
 僕たちにも覚えがある。たとえば03年のナビスコカップ。準決勝の相手清水に、第1戦アウェイで0−1で負けた。だが帰り道、肩を落としていたサポーターはいなかったはずだ。「ホーム&アウェイの第1戦アウェイで0−1?全然問題ないじゃん。次で勝てるよ」と。で、実際、ホーム駒場での第2戦は6−1で勝ち逆転で決勝進出を決めた。ホームというものはそれだけ自分たちに自信を持たせてくれるところだ。

 全北現代は昨年のACL、グループステージとノックアウトステージを合わせて、ホームで5勝1敗と強さを誇っている。この実績も彼らの自信になっているはずだ。レッズにしてみれば1点のリードでアウェイに乗り込むという、緊張感たっぷりの状況になった。
でも、ふと考えた。去年のACLで全州ワールドカップスタジアムには何人のビジターサポーターが行ったのだろうか、と。百人?2百人?グループステージのガンバは50人くらいだったと聞く。国やクラブによって違うだろうが、今季4回のACL埼スタを思い出せば、百人もいれば、かなり多い方だ。そういう状態ではスタンドの雰囲気という分野ではホームアドバンテージも働くだろう。
 今回、海を渡るレッズサポーターの数を正確に把握する術はないが、オフィシャルツアーが約800人だから、そこから推測するに、2千人近いかな、と思う。全北現代はそれだけ多くの相手サポーターを入れてホームゲームを行ったことがあるのだろうか?Kリーグも含めて。去年ガンバが行ったときにはなかった規制「旗の竿や棒持込み禁止」というのも、あまりに多いレッズサポーターの襲来予想に地元警察が採った「安全」対策らしい。
 ちなみに去年、全北がACLでホームゲームを落とした唯一の試合が、同じKリーグの蔚山現代戦だったというのも興味深い。このときの蔚山のサポーターはどうだったのだろうか。
 とにかく26日の第2戦は、少なくともスタンドに関してはホームアドバンテージは感じられないはずだ。
 レッズサポーターは魔法使いじゃないから、チームの移動距離を短くしたり、全州ワールドカップスタジアムを埼スタに変えたり、ということはできない。しかし、アウェイゲームでもホームのような雰囲気にしてしまう、という手品は使えるし、今までもやってきた。手品にはタネも仕掛けもある。そして、この手品はタネがバレても失敗しないのだ。
(2007年9月25日)
〈EXTRA〉
 昨日、今日で体験した限りでは、天候は非常に良いです。気温も半袖でちょうどよい感じ。明日どうなるかわかりませんが。
 26日の試合後、バスでソウルに移動するサポーターがほとんどだと思いますが、それは8月15日〜16日の仙台→浦和みたいな交通状況かも。夕食、夜食は仕入れておいた方が良いのではないかと。
 ソウルから全州に乗り込むときのサービスエリアで買う手はありますが、僕が昨日入ったところは広くて、その場で食べるものは多かったけれど、半日保存しておくには難しい食事が多かったかも。わかりやすく言えば、日本のサービスエリアの建物外で作って売っているようなものが多かった。日本から固形式食料(ex.カロリーメイト)やゼリー系を持っていったほうがいいかもしれませんね。
 あ、しまった。明治製菓の「男の底力」買ってくるの忘れた!試合の後、徹夜なのに…。
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