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Weps うち明け話
#128
作戦か?
 マジかよ!マジで来ないの、モタ?ひどいじゃん!

 と、親善試合だったら言うところかもしれない。たとえて言えば、さいたまシティカップで浦和レッズとバルセロナFCがやったときに、ロナウジーニョが来なかったのと同じぐらいのもんじゃないか?知名度は相当違うが、チームの中での位置付けはそれくらいだろう。
 しかし今回は「うそ!ラッキー!!」という気持ちしかわいてこない。10月3日、韓国城南市で行われたACL準決勝第1戦で、レッズ相手に先制ゴールを決めた。これが今季のACL9試合で7得点目。間違いなく城南一和天馬のエースだ。彼がいる、いないで城南の攻撃力はかなり違うだろうし、レッズの中盤から後ろの選手が守備に割かれる労力は変わってくる。月曜日、城南一和が来日した際、モタがいないと聞いたときには「本当か?実はチームから離れてどこかにいるんじゃないか?」「水曜日の朝とかにサッと来て、試合になったら出てくるんじゃないか?」と僕は思った。チャンピオンズリーグの準決勝というのは、それくらいのものではないかと思うからだ。

 詳しい記者にいろいろ聞いて、どうやら本当に欠場するらしいとわかったら、今度は逆に「これで勝ったも同然、とかチームやサポーターが思ってしまうのが、一番怖いな」と思うようになった。まてよ。それが城南、キム監督の作戦じゃないか?たとえ試合に出られなくても、モタが帯同していれば、たとえケガしていても試合には出るんじゃないか、とレッズは対策を立てなくてはいけない。何も2日前からモタ欠場を相手に教えてやることはないはずだ。
 勝った方が決勝進出、という状況ながらスタジアムはレッズのホーム。しかも0−0、1−1ではレッズの勝ち、というやや不利な状況にある城南が、モタの欠場を起死回生の手段に使う、というのはどうだ。もちろんレッズの油断を誘う、ということだ。
 読みすぎ?いや、やっぱりチャンピオンズリーグの準決勝は、それくらいのことがあって普通だと思う。

 国内リーグでの優勝回数とか、ACLでの経験は城南一和の方が上。レッズは昨季初めてJリーグ優勝を果たしたし、ACLもこれが初出場。しかし後ろにある勲章の数は関係ない。大事なのは自分たちの前にある目標にへの執着心だ。後ろにはサポーターの押上げがあればいい。頑張ろう。
(2007年10月24日)
〈EXTRA〉
 ところで僕は違う意味で「マジで来ないの、モタ?ひどいじゃん!」と思った。
 だって今日のMDPにはあちこちに「モタ」の字や写真が躍っているから。さすがに締切間際では大幅な修正ができなかった。
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