Presented by 埼玉縣信用金庫
Weps うち明け話
#131
メモリアルデー
 あれやこれやと考えているうちに実感が少しずつ出てきた。

 今季、中国の山東省済南市で行われたA3。シーズン前は正直言って気が進まなかったが、チームのためには非常に効果的な大会だった。ACLができてから存在意義が薄れてきたA3だが、3ヵ国が2回り目となる来年までは開催されるだろう。2008年は韓国の番、とするとKリーグ優勝の浦項スティーラーズがホストクラブかな。ACLではあまり韓国の文化に触れられなかったが、10日間も行っていれば、新しい発見があるだろう。そう思っていた。
 昨日、事務所で仕事をしているときに、A3のレッズサポーターの写真を見ていて、「あ、A3は行かなくなったんだ…」。

 他にそんなことが重なって、ようやく今季のJリーグチャンピオンになれなかったことが、実感されてきた。あの日は信じられないというか、信じたくない気持ちが強かった。ちょうど、あの日のように。

 8年前の11月28日の朝、目覚めて一番に思ったこと。「昨日のことは悪い夢…のはずがないよな」。福田の涙も、「We are REDS」の声も現実のものとしてしっかり覚えている。間違いなくレッズはJ2に落ちた。それでも朝刊を見ずにはいられなかった。信じられないというより、信じたくないことがあるものだ。

 でも違う。12.1は11.27とはまるで違う。今季のクラブの目標も、その準備も、選手の頑張りも、サポーターの闘いも、間違ってはいなかった。優勝と2位とでは大きな差があるのは認めるが、ACL優勝、Jリーグ2位というのは日本でどのクラブも到達したことのない快挙だ。来季はレッズの他に、鹿島、G大阪もACLに出場する。組み合わせがうまくなれば3クラブがアジア4強ということもなくはない。ベスト4が決まる9月末はJリーグの27〜28節。そのときに3チームが2つの大会で、どういう位置にいるか。来季こそ勝負だ。
 自分だけの世界で見ていると悔しいこと限りない12月1日だったが、少し客観的に見る余裕ができて考えてみると、来季へのステップだとも言える。リーグ戦、最後の5試合で、PKによる1点しか挙げられず、勝点3しか取れなかった要因をしっかり総括し、来季こそ2冠を取る。そのためのメモリアルデー「12.1」を胸に刻んでおこう。
(2007年12月3日)
〈EXTRA・1〉
 少し客観的に見ることができた理由。第34節の試合だけ見れば、片や21試合ぶりの白星獲得に成功したクラブ、片や寸前で優勝を逃したクラブ。明暗ははっきりしていた。しかし客観的に見れば、横浜FCは昇格1年目の残留に失敗しJ2に降格。浦和レッズはACL優勝とJリーグ2位という成績。僕たちが相手をうらやむなんてある意味では失礼だ。粛々と仕事をしていた横浜FCのスタッフを見て、そう考えた。

〈EXTRA・2〉
 ある人から「今年は、さいしんコラムの区切りの回数が来ますね」と言われたが、まだ#131。週1更新をサボらずにやっていても200回には遠い。どういう意味かと思ったら、「MDPはみ出し話」が#365で終わっていた。合計すると#497。なるほど、このことか。さて通算500回を今年中に祝うべきか、来年の正月に回すか。来年の開幕…ということはないはずだ。

〈EXTRA・3〉
 サポーター望年会は12月3日現在、まだ定員まで80人くらいの空きがあります。今後、申し込んでいただければ参加は可能です。ただ準備の都合上、12月6日(木)中にはメールをください。詳細は#130を。
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