Presented by 埼玉縣信用金庫
Weps うち明け話
#146
最高到達点
 まずは清水戦の話から。
 前半を見ていて、「清水、つえぇ」と思った。点を取られたのは藤本のうまさによるところが多いにしても、そのあとの少ないタッチでのボール回し、人の入れ替わりなど、感心するほど良かった。せっかく新潟に完封勝ちして、リズムに乗ろうというところで、こんな相手と当たったのが不運かも…。そう思ってハーフタイムを迎えた。
 トイレに行くと、清水の関係者だか地元マスコミだかの人が2人いて、雑談していた。
 「今日は、いいねえ!」
 「いいですよね。特に藤本が」
 そんな感じの会話だった。
 それを聞いていて、「ん?こりゃ後半勝てるな」と思った。
 清水の出来が良いのは、僕だってわかる。だけど、毎試合見ているような人が「今日は、いいねえ!」と言うのは、ふだんはこれほど良くないということではないか?あの言い方からすると、少なくとも彼が見ている試合の中では今季最高の出来、みたいな感じである。つまりは前半が今季の最高到達点。となれば後半は落ちる可能性大だ。レッズは失点こそしたものの、前半の半ば過ぎからチャンスを作れるようになってきた。そして僕が見る限り、京都戦の前半や神戸戦の後半の方が良かった。後半の立ち上がりでリズムをつかめれば、点は取れるんじゃないか。
 そんなことをトイレから出てきながら考えていた。
 案の定だった。後はみんなが知っている。90分、波なく戦うことの難しさと大切さ。あらためて感じた。それと、自分たちの最高到達点を忘れず、それを少しずつ伸ばしていくことの大事さも。
(2008年4月8日)
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