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Weps うち明け話
#211
別れの言葉
 11月22日(日)、レッズユースの今季の公式戦最後の試合が終わった。Jユースカップの予選リーグ最終節で、この試合に勝っても決勝トーナメントに進めることはなく、いわゆる消化試合ではあったが、選手たち、特に高校3年生の彼らにとっては単なる消化試合ではなく、自分たちのプライドをかけた試合だったかもしれない。
 相手の横浜F・マリノスユースには今季、プリンスリーグで2−2の引き分けだったが、高円宮杯全日本ユース準々決勝では0−2で敗れベスト4進出を阻まれた。今回のJユースカップでも同じグループに入り、第2戦のアウェイで1−5の大敗を喫したことが1試合を残して予選リーグ敗退が決まった要因にもなっていた。
 最後の試合というだけでなく、今季一度も勝っていない横浜FMに雪辱してU-18のサッカーを締めくくりたい。そう思っていただろう。またファンの心理も同様だったのか、寒い埼スタ第2グラウンドには、彼らのフィナーレを見守ろうという大勢の人が集まっていた。
 結果はすでに報じられているが3−4の惜敗。常に先行し、10人で迎えた2−2の後半、勝ち越しゴールも挙げたが追いつかれ、ロスタイムに決勝点を入れられた。負けはしたが、戦う気持ちを最後まで出し尽くしたと言っていい試合だった。

 この時期まで発表がないのだから、今季はユースかトップチームに昇格する選手はいないだろう。3年生たちは、他のJクラブや違うカテゴリーでプロになる道を模索する選手もいるが、多くは大学に進むはずだ。当然のことながら、どの選手にも「6年間、あるいは3年間ありがとう。これからも頑張れ」という言葉を送る。だが、それは別れの言葉とは限らない。

 以前から思っていたことが、宇賀神友弥の特別指定選手登録、そして来季の新加入内定でさらに固まった。
 レッズユースからトップチームに昇格する前に、大学で4年間実戦経験を積む。そういう道もある、と。18歳でプロになるには、もう一つ何かが足りないのかもしれないが、惜しい。毎年、そういう選手を何人も見てきた。ボーダーラインのやや下の選手を練習生のような形で上げて、鍛えるという方法もなくはないだろう。しかし試合数でいうと大学で準レギュラー以上の存在になった方が多いに違いない。4年間でユース時代に足りなかったものを身につけ、さらに同年代のJリーガーよりも多くの実戦経験を積めば、即戦力としてプロ入りする道が開けるのではないか。それが浦和レッズであれば何よりだ。

 #127でも書いたが、アカデミーセンター総務の児玉さんは、ユース出身の大学生たちとのコンタクトを欠かさない。大学の練習が休みの年明けには、身体を動かすためにユースの練習に来る選手もいるらしい。
 みんなが再びレッズのユニフォームを着られるわけではないが、間違いなくユース発大学経由トップ入りの道はできた。22日、訪れたファン、サポーターに挨拶するユースの選手たちに向かって「レッズに戻って来いよ!」という声が飛んでいたが、その言葉を実感込めて聞いた僕だった。
(2009年11月24日)
〈EXTRA・1〉
 同じ22日、関東大学サッカーリーグの最終節、2試合が行われた。この4チームのうち、3チームでレッズユース出身選手が出場(うち1人は宇賀神だが)していた。
〈EXTRA・2〉
 2009レッズサポーター望年会(12月13日14時〜/埼スタボールルーム)への期待、これまでの感想をご紹介します。概要、申込は「#209」へ。

●ふだんは、母と指定席での参戦ですので、知り合える方が限られておりますが、この望年会に参加させていただいて、知り合いが増えるのがうれしいです。今年もまた、皆さんと一緒にこのシーズンを振り返り、来年に向けていきたいと思っております。マニアックなクイズや、みんなで力を合わせて行うゲームも楽しみにしています。(女性)

●すでに何回目の参加になるのだろう。毎年ご家族で参加している方々のお子さまたちの成長を見るのも実はこの会の楽しみひとつだったりします。(女性)

●新しいレッズサッカーの種をまいた今年。来年以降、花開き、実を結ぶことを他のサポーターと共に語りたいと思います。(男性)

●クラブ関係者の方のお話をお聞きしたいです。(男性)
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