Presented by 埼玉縣信用金庫
Weps うち明け話
#213
胸に刻んだものは
 リーグ戦で相手が目前優勝するのは94年のセカンドステージ以来だ。試合に負けて、その相手の優勝を見せられることはもちろん悔しい。だが選手たちに誓ってほしいのは、いつかカシマスタジアムで優勝してやる、などという小さな雪辱ではない。Jリーグ初の3連覇、それを上回る4連覇を今度は浦和レッズが果たすということだ。雨の埼スタで、表彰されているのが鹿島の選手たちで、自分たちでなかったことの悔しさ。それが、あのベンチから見ていた選手たちの胸に刻まれたことを信じたい。

 思えば、Jリーグ初の優勝である93年のファーストステージ優勝も、自分たちのホームスタジアムで見せられたのだった。それを皮切りに2年間で3回のステージ優勝を目の前で見た。そこから、レッズが栄冠を勝ち取るまでに10年かかった。だが03年のナビスコ杯優勝や94年のセカンドステージ優勝のとき、10年前の屈辱を思い出したのはサポーターとスタッフの一部だけ。選手で93年を知っているものはおらず、94年を知っていたのが山田暢久と岡野雅行のわずかに2人だった。ほかの多くの選手たちは、悔しさを晴らせずにレッズを離れ、現役を引退していった。

 そうなっていいのか?
 今季の最終節で埼スタにいた選手たちのうち、半数以上がレッズで優勝を自分のものとして経験していない。05年に新加入した細貝萌にしても、06年のリーグ優勝にはほとんど絡んだ実感がないだろう。彼ら若い選手たちは、このまま他人の優勝を見ただけでJリーガーとして終わっていいのか?
 もちろん、それでいいと思っている選手はいないだろう。だが93年7月7日に駒場で鹿島アントラーズの優勝を見せられたレッズの選手のうち、その後現役のうちにJリーグで優勝を経験した者はいないのだ。あの福田正博でさえそうなのだ。彼らも悔しさは胸に刻んだはず。だが、それだけで翌年チームが強くなるわけではない。悔しさは糧になるが、それが結果に結びつくかどうかは別だ。09年12月5日の光景を、自分とチームをレベルアップさせるためのエネルギーにするか、単なる苦い思い出にしてしまうかは自分次第なのだ。

 それはレッズで何度も優勝を経験してきた選手たちにも言える。03年のナビスコ杯から始まって、04年セカンドステージ、05年天皇杯、06年Jリーグ、06年天皇杯、07年ACL…。ゼロックス杯も含め、Jクラブが獲れるタイトルはほぼ一通り獲ってきたから、もういいのか?いや、表彰される鹿島を見て、あらためて「次にあっちにいるのは俺たちだ」と闘志を燃やさない選手はいないはずだ。しかも、そういう経験のある選手たちの中で最も若い達也でも来季には28歳となる。再び王者になる日を「いつか」ととらえている余裕はない。昨年までと違うサッカースタイルの中でいかに自分を生かし、チームの勝利に結び付ける努力をいっそう強めなければならない。

 09年12月5日。この日を、レッズが新しいサッカースタイルを構築していくための、精神的な促進剤にする。そうでなければならない。
(2009年12月10日)
〈EXTRA〉
「2009レッズサポーター望年会」の参加申し込みは116人になりました。今後も申し込みを受け付けられます。
 約30人が初めての方で、お1人で参加する方も多いです。1人で参加された方にも十分楽しんでいただける内容になっていますので、今後参加できるようになった方、お友達を誘う方、都合がついたら参加メールをください。12日12日(土)24時まで大丈夫です。要項は#209をどうぞ。
 なお会場がボールルームから別の場所に変更になりました。詳細は個別にメールします。

●ここ何年か参加させていただいておりますが、ふだん話す機会のない方とコミュニケーションが取れる貴重な場で、楽しませていただいております。(男性)
●昨年初めて参加させていただき楽しませてもらいました。今冬の長〜いシーズンオフも、この望年会に参加することでどうにか乗り切れそうです。昨年同様、レアなプレゼントにも期待してます!(今年こそは当選したい!)運営はとても大変でしょうが、楽しみにしてますのでよろしくお願いします。(男性)
●初めて参加です。ふだんは母と試合に行くことが多いですが、いろんな方と話してみたいので参加を希望しました。ひとりの参加は少し不安ですが、感想を見ていますと時間がたつにつれてなじめるようなので、楽しめると期待しています。(女性)
●初回締め切りを過ぎてしまいましたが、都合がついたので初めて望年会に参加させていただきたいと思います。宜しくお願いします。期待を持って挑んだ2009年シーズンが終えて他のサポーターの皆さんが今年をどうお感じになったのか、来年度には何を期待するのか伺いたいです。(女性)
●1人参加で不安ですが、皆さんの声を聞いて、来季に向けて少しでも前向きな気持ちになれる機会になればと申し込みさせていただきます。(女性)
●レッズファン歴2年の新参者夫婦ですが、ぜひ参加させていただきたく、申し込みさせていただきます。今日、最終戦を見てきました。
目の前で鹿島の胴上げを見、社長挨拶のブーイングを聞き、通夜のような選手の場内一周を見ました。でもいい試合でしたよね?開幕戦は取ってつけたようなパスサッカーでしたけど、今日は見ごたえがありました。確実に前進していると確信できたので、フィンケ監督続投に全く不満はありません。それだけに、勝たせたかったとも思いました…。そんな思いも望年会で他のサポーターの方と共有できたら、そして全く別の意見や見方を知ることができたら、と思っています。(男性)
●望年会に初めて参加申し込みをします。いつも一人で応援しています。レッズの話が聞けることと、同じように一人で応援している方と
少しでもお話ができればと思います。(女性)
●初めてになります。人見知りなので心配ですが、ずっと参加したいと思っていて、なぜか今年その気になりました。3か月も試合が無いし、語り合いたいです。(男性)
●今年も(?!)早くシーズンが終わってしまい、もう少し皆さんと交流したいという気持ちがあります。また同時に今シーズン浦和が一つの転換点を通りどう変わったのか、これからどう変わるべきなのかサポーターは新たにどんな行動をすればよいのか、何かヒントが得られればと思っています。(男性)
●レッズというチームが好きで、クラブを信じて応援しています。しかし、今年は、醜聞が多く、サポーター・ファンには、いろいろな意見を持った人がいるとあらためて感じています。本当はどういう方が多いのでしょうか?熱く愛情を持ってレッズをサポートしている方々にお会いできること期待して、初めて参加させていただきます。自ら話をする方ではありませんので、少し心細いです。個人的に接触を持たなくとも、まずどなたかから、クラブやチームについて、ご意見・情報を伺える機会があればうれしいです。よろしくお願い申し上げます。(女性)
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