Presented by 埼玉縣信用金庫
Weps うち明け話
#221
大分にて
 今日の午後、柱谷幸一新GMの記者会見があるが、残念ながら出席できない。

 第13回全日本女子ユース(U-18)選手権で、大分で行われている。
 クラブのオフィシャルサイトにもあるように、浦和レッズジュニアユースレディースは1次ラウンドを勝ち抜き、3年連続ベスト4に進出。7日の準決勝では静岡県の藤枝順心高校を3−1で破り、2年連続で決勝に進んだ。準決勝は、前半22分、栗島朱里の縦パスを橋本舞がゴール左で受けてシュート。GKに当たったこぼれを再び拾って右後方の岸川奈津希に落とし、岸川が強烈なミドルを放って先制した。さらに41分、石井咲希の右クロスから橋本が2点目を決めた。
 後半3分、ゴール前に抜け出された相手をエリア内で倒し、PKを与えて1点を返された。しかし、その後は反攻に来る藤枝を要所で抑え、25分には、後藤歩美の縦パスに追いついた橋本が左サイドを破り、相手のプレッシャーをかわしてゴール前に送り、大宮玲央奈がDFと交錯しながら3点目を蹴り込んだ。
 藤枝順心は前回大会でもベスト4まで進んだ強豪。平均の体格ではレッズを上回る。珠際に人数をかけて前線を目指し、レッズも何度か決定的な場面を作られたが、GK池田咲紀子が絶妙のポジショニングでゴールを守り、PKによる1失点に抑えた。

 レッズジュニアユースレディースは、本大会4年連続出場。06年度は1次ラウンドで敗退。このときは藤枝順心に敗れた。07年度は準決勝で日テレ・メニーナに敗れ、3位に終わった。昨年度は準決勝でメニーナを破ったが、決勝で熊谷紗希、後藤三知、櫻本尚子(いずれも現在浦和レッズレディース)らを擁する常盤木学園高校に負けた。
 7日、別会場で行われたもう一つの準決勝では、常盤木がメニーナを3−0で下した。ジュニアユースレディースを主人公に見れば、前述したように、毎年成績を一つずつ上げており、今回は常盤木に雪辱して初優勝を果たす番だ。しかし、そんな筋書きが決まっているわけではない。常盤木は本大会4連覇を狙う、文字どおりこの年代での女王だ(Uー18だから王女か?)。今日の決勝は、苦しい試合になるだろうが、僕はジュニアユースレディースの選手たちの技術と自信、そしてリベンジの気持ちに期待する。

 昨年度の決勝に出ていた選手の中で高校3年生は1人、現在アルビレックス新潟レディースにいる山崎円美だけだった。つまり今回、出場している選手のほとんどが1年前、常盤木に完敗した経験を持つ。それを苦手意識にするか、雪辱を誓う心にするかは彼女たち次第だが、09シーズン、関東リーグで大学生相手に健闘してきた自信、本大会関東予選でメニーナを破り初優勝した自信、それを今回戦う力に変えることができる選手たちだと僕は思う。
 準決勝では交代を含め出場した14人のうち、4人が中学生だった。ジュニアユースレディースの中学生たちは夏の全日本女子ユース(U−15)選手権で2連覇を果たしており、優勝の喜びを知っている(田中花梨は中学1年生だから連覇はしていないが)のも、最後まであきらめない力になるはずだ。

 決勝は午前11時からと早い。もう選手たちはとっくに起きて、身体を動かしているだろう。他の公式戦より長い45分ハーフ(なでしこリーグにも出場している竹山裕子は別にして)、しかも2日連続の準決勝、決勝と、決して良い条件ではないが、強豪相手に面白い試合を見せてくれるはずだ。ちなみにテレビ埼玉のスタッフも取材に来ているので、来週のGGRで準決勝、決勝の様子は見せてくれるだろう。
(2010年1月8日)
〈EXTRA〉
 優勝しました。8日のうちに報告しようと思いましたが、出張中の悲しさ、PCのバッテリーがもたなかったのと、帰りの飛行機の時間の関係で、アップを断念しました。試合の内容と神戸監督のコメント、キャプテンの大宮玲央奈のコメントはオフィシャル携帯サイトに載せたので、雑観を#222で掲載します。
 じゃ、なんでEXTRAをつけたかというと、訂正のため。
 1.上記で「07年度は準決勝で日テレ・メニーナに敗れ3位に終わった」とあるのは、「常盤木に敗れ」の記憶違いでした。
 2.田中花梨は中学1年生ではなく中学2年生です。しかし08年のU-15選手権ではメンバー入りしていないので、やはり連覇は経験していません。
 いずれも本文を変えずに、ここで訂正してお詫びします。
(2010年1月10日)
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