Presented by 埼玉縣信用金庫
Weps うち明け話
#223
総員配置済み
 チームが始動してから4日が過ぎた。昨季どおり、選手の体力測定を別の場所で何人かずつやりながらだから、全員がそろって大原を走る、という写真は撮れない。だいたい20人前後で毎日練習をしていた。
 練習の後半に行われるミニゲームを見ていると、練習開始からみんなの動きが良いのに気がつく。12月5日に公式戦がすべて終わり、1か月以上あったインタバルをどう過ごしていたかがよくわかる。以前は、明らかに体が重そうな選手が何人かいたが、今年は1人もいない、と言っても大げさではない。
 リーグ最終節の後も大原で合同練習を続け、オフに入る前にはフィンケ監督がそれぞれの選手に応じたトレーニングメニューを渡した。もちろん、それがなくても、ただ体を休めるだけでオフを過ごした選手は1人もいなかっただろう。そんなことをすれば、新シーズンのスタートに置いて行かれるか、いきなり飛ばしてケガをするか、自分が悲惨な目に遭うことは想像がつくからだ。その気構えを誰もが持っているところへ、具体的な「冬休みの宿題」をもらい、きちんと準備をして1月11日を迎えることができた。もしかして、と注意して見ていた選手(名誉のために名前は秘す)も、十分にキレを感じる動きだった。
 もう無冠はごめんだ、というタイトルへの意欲。このチームでレギュラーを勝ち取るため、生き残るためには昨年と同じことをしていたのではいけないという危機感。それが伝わってくる4日間だった。ケガでリハビリ中の選手や、ケガ明けで様子見の選手もいるが、全体として本格的な練習に入る準備はすっかりできているな、と感じた。特に選手に話を聞いたり、何かを書いたりということではなかったが、選手のムードを感じることも取材のうちだし、チームの練習の横に身を置くことで、自分も2010シーズンは昨年以上のことをやっていかなければ、という闘志が徐々にわいてきた。

 今日から一次キャンプで宮崎へ。チームの宿舎も練習場も昨年と同じで、フィンケ監督は相当気に入ったらしい。1年前の一次キャンプはミニゲームとフィジカルトレーニングに明け暮れた感があった。昨季の夏場を思えば、体力作りはもちろん最重要課題の一つだろうが、それ以外の部分で昨年と変わることがあるのか。あったとして、それを僕が見つけられるのか。新しいサッカーの2年目を迎える選手たちはどういう気持ちで臨んでいるのか。初めてフィンケ監督に指導される柏木やマシュー(スピラノビッチ)、高崎はどう受け止めるか。
 昨年より全員が一つ階段を昇ったところにおり、総員が配置についたところから始まるキャンプ。チームより1時間早く宮崎に向かう飛行機の中で、期待感を膨らませながらこれを書いている。
(2010年1月15日)
〈EXTRA〉
 MDPの開幕前増刊号が今季も2月下旬に発行される。今回の宮崎キャンプでは、その準備と「URD:OM」の仕事がメーンとなる。2回目なので多少は勝手がわかるから余裕もあると思うが、クラブから仰せつかった仕事もかなりてんこ盛りだ。それでも、その合間を見て、このコラムや、NHKさいたまの「週刊サッカー王国」(毎週金曜日18:30〜19:00/85.1MHz/ネット視聴はwww.nhk.or.jp/saitama/oukoku/)でも報告していこう。さっそく今日のNHKは新年第1回から録音と電話出演になるな。あ、来週も。
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