Presented by 埼玉縣信用金庫
Weps うち明け話
#261
望年会
 本日2本目。
 先日、あるサポーターと飲んでいて言われた。
「清尾さんたちのボウネンカイ、今年はコルソでしょ」
 そうだけど?
「ゴール裏の人たち、みんな来るんですか?」
 え?来ないよ。

 そうか、そう思われていたのか。
 毎年、12月に行っている「レッズサポーター望年会」について、この場を借りて告知させてもらっているが、興味のある人以外には読んでもらうのが申し訳ないので、いつも「EXTRA」にしていた。だが、そういう会だと思われているのなら、ここでコラムのテーマにする価値があると思う。

 サポーター望年会を初めて開いたのは1994年。当時、MDPを編集していた埼玉新聞社のスタッフの1人が、天皇杯への決起集会、そして1年間お疲れ様、という意味で忘年会を開いてはどうかと発案し、やることになった。大胆にも当時はMDP誌上で開催を告知していた。12月の4日、天皇杯初戦の後だった。
 おりしも94年は11月19日、リーグ最終節の富山で、2年連続年間最下位という屈辱に我慢の限界が来たサポーターが、その試合の大敗をきっかけに、スタンドから飛び降り、大騒動になった。
 クラブとサポーターの絆が切れてしまったかに見えたが、レッズへの思いという芯の部分は切れていなかった。2週間後の忘年会は、もう一度結束を強め、一緒に闘うことを確認するための場になった。そしてネーミングも、希望を語り合うという意味で望年会にしよう、となった。
 それから毎年、実行委員会は年々顔ぶれが少しずつ変わっていったが、「望年会」の名前で開催していくのが常になった。フランスワールドカップのアジア最終予選が佳境に入っていた97年を除いて、今年で16回目を数える。

 参加者の顔ぶれと、内容は徐々に変わっていった。初期のころは、スタジアムで顔見知りのサポーターがほとんど。多くはゴール裏で応援しているメンバーでもあった。内容も、飲んで食べて賞品の抽選会があって、というパーティーだった。そのうち、大きなサポーターグループは独自で忘年会やシーズンの納会を開催するようになり、この望年会から遠ざかっていった。
 もうこの望年会の役割は終わったのではないか。開催の意義を実行委員で議論した。そして、こういう結論になった。
 スタジアムに来ている人、レッズを応援している人は、何も大きなグループに属している人たちだけではない。数から言えば、少人数あるいは1人で訪れている人の方が多いかもしれない。そして、そういう人たちはふだんレッズのことを熱く語り合う場に飢えてはいないだろうか。スタジアム以外でレッズサポーターが集まる場に行く機会がないのではないだろうか。そういう人たちが参加する会として開催し続けよう、と。
 昔から実行委員を務めている清水博弥さん(自称:ゴール裏の裸の戦士)は、「望年会は文化」と言う。知らないもの同士が、レッズを芯として集まり、語り、楽しみ、絆を強める。1人で応援し、悩んでいるとき、逆に優勝の喜びを分かち合いたいとき、そんな場を提供するのが望年会だ、と。
 参加者のうち約半数が1人参加。4分の1が2人か3人での参加。あとの4分の1がそれ以上のグループと実行委員。今はそういう構成になっている。実行委員会の何人かは埼スタの北側ゴール裏で応援しているメンバーだが、参加者の応援場所はさまざま。また女性も安心して来られる会になっている。去年は特に初めて参加した人が非常に多かったが、後日「参加して良かった」というメールを多数いただいた。

 今回の参加申し込み者は今日が一次締切で約60人。実行委員を合わせても70人というところで、今のところ例年の6割程度と非常に少ない。今日中に申し込もうと思っている人が多いのか、18日〜19日に行われるというシーズンチケット更新イベントとの絡みを睨んでいるのか、それとも今シーズンの成績あるいは現在のレッズの状況に希望をなくしているのか――。
 もし三番目の理由だとしたら、そういう年こそ逆にぜひ参加して欲しい。レッズとの絆で大事なのは何なのか。相手の顔を見て語り合う機会はそれほどないだろう。僕がこの会で裏情報を暴露するなどという言葉でひき付ける気はないが、面談でなければニュアンスが伝わらないことは僕もぜひ言いたいと思うし、ふだん聞けない人たちの意見もぜひ聞きたいと思う。そのために今回はやや時間も長くしてある。僕もちゃんと話をするために(あまり)飲まないでおこうと思う。翌日は高円宮杯U15(大阪)で早朝から移動だし。
 迷っている方、ぜひご参加ください。参加予定の方、知り合いを誘ってみてください。
(2010年12月6日)
〈EXTRA〉
   「2010レッズサポーター望年会」のお知らせ
<日時>12月18日(土)14時半〜17時半(受付開始14時)
<会場>JR浦和駅西口「コルソ」7階ホール
<会費>一般 5,000円/小中学生 2,000円(幼児無料)
<定員>250人
<主催>実行委員会
<開催趣旨> 
・今年を忘れる会ではなく、希望を来年に広げる会です。
 日ごろ一人あるいは少人数で応援している人たちも集まって、仲間との絆を確認し合いましょう。
・ミニトーク、参加者交流ゲーム、レアもの賞品抽選会など。
<参加申し込み方法>
・Eメールで hag03546@nifty.comへ。PCから返信できるアドレスからお願いします。
・メールの件名は「望年会○○○○●人」としてください(○○○○は代表者のフルネーム、●は参加人数)
 たとえば、清尾が計4人で申し込む場合は「望年会清尾淳4人」となります。
・代表者の氏名、メールアドレス、携帯電話、同伴者全員の氏名(小中学生の場合はその旨)を添えて申し込んでください。
・ニ次締切 12月12日(日)
 応募者全員に参加の可否を返信します(12月7日以降)。まだ空きがある場合、13日以降に告知します。
・お願い 申し込みの際、過去の望年会に参加したことがある場合、感想や期待などを添えてください。このコラムで紹介し、会運営の参考にさせていただきます。
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