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Weps うち明け話
#281
U18世代の日本一?
   昨日、クラブのホームページでも紹介された「高円宮杯U−18サッカーリーグ2011 プレミアリーグ」。
 昨年まで、全国9つの地域で行われていたプリンスリーグが、プレミアリーグという名の全国リーグ(と言っても東西に分かれているが)になり、従来の全日本ユース(U18)選手権に冠されていた高円宮杯を受け継ぐことになった。これに伴い、全日本ユース(U18)選手権は開催されなくなるらしい。日本サッカー協会のホームページを見ると、プリンスリーグが発展してこの「高円宮杯U−18サッカーリーグ2011 プレミアリーグ」になる、という説明だが、全日本ユース(U18)選手権はプリンスリーグ創設の前からあった大会なのだから、この大会がなくなるよ、ということをもっとはっきり言ってもいいと思うのだが。

 もともと各地域のプリンスリーグは高円宮杯U18の予選としての要素が強かったのだから、地域プリンスリーグの上位チームを集めて全国リーグを作り、それを高円宮杯とすることは一つの方向として間違っていないと思う。移動の経費などを考えなければ、同じ地域のチームだけでなく全国(半分)の強豪チームとホーム&アウェイで年間通して戦うというのも、面白い試みだし、その20チームに与えられたステイタス、選手たちが味わう誇り、というのも大きなものだ。下位チームが地域プリンスリーグに降格し、地域プリンスリーグから参入戦を経てプレミアリーグ昇格の道がある、というのも良いと思う。

 ただ大きくひっかかることがある。このレギュレーションをもってして、たとえば2011年度なら2011年度のU18世代チャンピオンを決める、最も権威のある大会、として良いのだろうか、ということだ。
 プレミアリーグ所属の20チームは、前年度の成績によって決まっているわけだから、去年はそうでもなかったが今年は強いぞ!というクラブや高校は、プレミアリーグに入っていないと、U18世代日本一を決める大会に出場すらできないということになる。
 去年までの高円宮杯U18は、クラブチームはクラブユース選手権の上位2チーム、高校はインタハイの上位2チームに出場権が与えられた。この計4チームが各地域のプリンスリーグに入っていない場合や、入っていても成績が下位で高円宮杯出場権を得られていなかった場合も、全国大会の決勝進出という実績にU18世代日本一を決める大会に参戦の権利を与えた去年までのレギュレーションは妥当だったと思う。

 今回、新しい大会に移行するにあたり、このことが議論されなかったはずはなく、関係者にはかなりの葛藤もあったのではないか。U18世代の強豪チームといえば常連も多いが、先ほど言った「今年は強いぞ!」というチームもあるはず。そのチームに大会出場の可能性さえも与えないという規定はいかがなものか、と。
 いずれにしてもこれが最終形ではないのだから、今年のクラブユースやインタハイで、プレミアリーグに属していないチームが頑張って決勝進出を果たせば、この議論は今後さらに活発になっていくだろう。
(2011年4月1日)

EXTRA
 いつまで待ってもJリーグの新日程が発表されないので、こちらの話題にした。あまり待たされると、スポーツ紙のネットみたいに、僕もたまには「関係者によると」と前置きして、解禁前の情報を流してもいいのか、と居直りたくなる(ことはない)。
(2011年4月1日)
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