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Weps うち明け話
#322
幸せなクラブ
 レッズというのは、幸せなクラブだなあ。

 1月25日(水)、阿部勇樹の加入記者会見が行われた。内容はオフィシャルにアップされているが、それを読んでサポーターのみなさんは、どう感じるだろう。
 直接聞くのと、文字になったものを読むのとでは印象が違うかもしれないが、阿部勇樹が「自分がベストコンディションでいるときに、レッズでやりたい」「(昨年の)浦和の状況を考えると、(自分に)何かできるんじゃないかと思った」と言うのを聞いて、“どうしてそこまで浦和レッズのことを考えてくれるんだろう?”“そこまで気にしてくれる浦和レッズとは何だろう?”とノートにメモした。
 そういえば槙野智章も同様のことを言っていたように記憶している。
 2人とも、自分のプラスのために、よりも、浦和のために自分が力を出したい、ということを強調しているように思う。

 もちろん他にいろいろと事情はあるはずだ。具体的にどういう条件が示されたのか詳細まではわからない。だが2人とも、年俸その他の条件以外に、浦和レッズという存在そのものに、移籍を決めた動機があるようだ。
 2012年に優勝して来年ACLに行ける可能性が高いクラブに加入するわけではない。逆に自分が加わることで、その可能性を高くしてやる、そういう意欲を槙野と阿部の言葉から感じた。日本代表に名を連ねる選手が、そういう思いで来てくれるのは幸せなことだと思う。
 昨日の記者会見を終えて、ますます二度目のリーグ王者になりたいという気持ちが強くなった。
 正直に言えば、今季はとてもそれは口にできないかもと思っていたし、今でも「必ず今季」とは言い切れないのだが、そういう思いを抱えてレッズに来てくれた選手が、その可能性を高くしてくれる気がしたのだ。

 ところで山道強化部長は記者会見で「レッズを変えたい」と語り、ポポを含め移籍で獲得した選手たちを「レッズを変えてくれる選手」と評した。僕もそう思う。特に二度目となる阿部には、前回レッズでプレーしたときよりも、もっと精神的にも中心になり、遠慮せずに自分を出していって欲しい。
 だが、レッズを変える、という事業を外から来る選手にだけ頼っていてはいけない。
 チームを変えるには、クラブそのものが変わらないといけないし、そのためにはクラブスタッフ一人ひとりがそれを推進しなくてはいけない。現在、そのための準備も進んでいるようだ。
 レッズを「ポジティブな方向に」変える、という言葉が明るい現実味を帯びて僕の頭に響いている。
(2012年1月26日)

EXTRA・1
 阿部勇樹がレスターを離れて日本に戻るにあたり、なぜレッズだったのか、ということについては、最後にNHKさいたまの渡辺アナが質問してくれた。きっとファン・サポーターも聞きたい部分だったのではないか。あの一昨年、9月5日の「サプライズさよならセレモニー」は深く阿部の心に刻まれていたんだ。
 レッズが幸せなクラブである大きな理由。それはレッズサポーターの存在が第一にある、ということをあらためて感じた。

EXTRA・2
 ということなどを語る「2012レッズサポーター望年会」の締め切りは27日(土)です。「そういう場所に入っていくのが苦手」という方が多いかもしれませんが、ほとんどの参加者が1人または2人での参加です。初めての方もぜひ、お越しください。


(2012年1月26日)
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