Presented by 埼玉縣信用金庫
Weps うち明け話
#330
ナビスコ杯2試合を終えて
 アウェイのスタジアムというのは、多いところで24〜25回(万博はもっとかな?)行っているが、もちろん駒場や埼スタに比べるとはるかに少ない。
 だから逆に、良きにつけ悪きにつけ印象的な出来事が断片的にイメージとしてよみがえってくる。
 ヤマハスタジアムもその一つだ。
 ここでの思い出をランダムに語ると

・ギドをベンチに置いてPK勝ちした96年の雨の試合
・宮沢克行のゴールなどで勝利まであと一歩と迫った99年の試合
・永井と達也のゴールで先行し、追い上げられたが山岸のPK止めなどもあって2−1で逃げ切った04年の試合
・リーグ優勝目指してまっしぐらだったが、ちょっと足踏みした06年の試合
・いつかは覚えていないが、ゴール裏で撮影中に磐田サポーターの振った旗ざおが僕の頭を直撃し、コブを作った試合。医務室へ行ってドクターに「レッズ側ですか?」と当然のように聞かれて「ジュビロ側です」と答えたら「あ、こりゃ、ごめんなさい」と謝罪してくれたのが妙に印象的だった。ドクターも「自分はホームの一員」という意識があるのだな、と思った。

 ほかにもあるはずだが、頭に張り付いているのはこれくらいだ。そう思うと、最後にヤマハスタジアで試合をしたのが06年までさかのぼるのがちょっと意外だった。左ひざを痛めていた坪井が包帯をガチガチに巻いた状態で出場し、しかも相手とボールを蹴り合うときにその左脚で行って、悪化させてしまったあの10月28日の試合だ。優勝のためには、こうまでしなくてはいけないのか、と思った記憶がある。
 4月4日、ヤマハスタジアムのピッチを目の前にしたとき、その坪井のシーンが真っ先に頭に浮かんできた。残念ながら2−3で負けてしまったことも思い出した。

 サッカーでは3−2というスコアが一番面白いと言われるが、さらに点が入ると「バカ試合」などと揶揄される。だが試合中、たとえば3−4で負けている場合は、たとえ「大バカ試合」と言われようが追いつき、逆転して欲しいと願う。
 だが今回はかなわなかった。後半に両チーム合わせて6人が交代(磐田は2人いっぺんだったが)したのにアディショナルタイム3分は短いんじゃないの?コーナーフラッグのポールが倒れたのを直している時間はアクチュアルタイムなの?などとも思ったが仕方がない。
 ナビスコ杯の予選リーグは7チームリーグになってからのデータを見ると、勝ち抜けラインは11か12。あと4試合のうち3勝しなくてはならなくなった。この後もリーグ戦に挟まれる水曜日に行われる場合が多いから、どういうメンバーで戦うのかは難しいところだ。ボランチがコンビネーションで1トップを追い越していく攻撃。あるいはアウトサイドの選手がクロスに入っていく攻撃。ミシャサッカーのサンプルのようなプレーを見せてもらってうれしい部分もあるが。
 問題は次のナビスコ杯、4月18日のC大阪戦だ。この試合までにリーグ戦は6試合目を終えるから「先発メンバーは、直前のリーグ戦5試合の内、1試合以上先発出場した選手を6人以上含まなければならない」という、いわゆる「最強規定」が適用される。
 明日の鹿島戦と来週の神戸戦を経て迎えるC大阪戦が、ある意味で楽しみだが、予選突破に向けたヤマ場でもある。

 まあ、その前に明日カシマスタジアムで、「レッズはここが鬼門じゃないぞ!」ということを証明しなければ。


(2012年4月6日)
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