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Weps うち明け話
#339
同じ相手と
 6月19日に「決勝トーナメント組み合わせ決定!」とJリーグの公式サイトに載ったときは、中を見もしなかった。見出しに、ACLに出場していた4チームが「いよいよ参戦」とあったが、俺がデスクなら「いよいよ」は削るな、とひがみっぽく思ったくらいだった。
 だけど、23日の仙台戦が終わって、ますます勝点差が縮まったリーグ戦。7月末から8月にかけての日程はかなり影響してくるな、と思い直して、今季のナビスコ杯の決勝トーナメントの組み合わせを見てみた。と言っても、予選リーグから勝ち上がる4チームは、まだ「A1位」とか「B2位」で入っているだけだった。B組は清水と鹿島だということは決まっていたが、1位、2位はまだ未定だった。

 やっぱり27日に終わってからでないと見ても意味ないや、とサイトを閉じようとして、手が止まった。「F東京vsA2位」。
 もし6日の鳥栖戦にレッズが勝っていれば、まだ決勝トーナメント進出の目が残っており、その場合、得失点差から考えて2位になっていた可能性が高かった。
 そうなっていれば、7月25日(水)のナビスコ杯準々決勝第1戦が埼スタでレッズ対F東京、28日(土)に埼スタでリーグ戦のレッズ対磐田、8月4日(土)に埼スタでリーグ戦のレッズ対F東京、そして8日(水)に味スタでナビスコ杯準々決勝第2戦のF東京対レッズとなる。そうだったのか!

 実は、ナビスコ杯で決勝トーナメントに進んだ場合、この時期の日程がどうなるか非常に危惧していた。リーグ戦のホームゲームが週1で続く時期で、それを挟んで準々決勝の第1戦、第2戦がある。相手がどこになろうと、ホームが先でも後でも、仕事上かなりしんどくなるからだ。
 だけど、すべては決まってからだ、ということで、それ以上考えないでいたけど、ちゃんと見たら8月4日のリーグ戦の相手はF東京で、F東京と準々決勝で当たる可能性も十分あったんじゃないか。組み合わせが決まって、初めてそのことに気が付いた。
 いかに目の前の仕事に集中しているか、だな。うん。

 同じチームと短期間に何回も対戦するのは、お互いにやりにくい。「また、○○とやるのか」という印象になる。
 もっとも2006シーズンのように、12月2日のリーグ最終節でG大阪と、翌年1月1日に天皇杯決勝でG大阪と、そして2月24日にゼロックススーパーカップでG大阪と当たったときには、お互い上位にいるんだから仕方ないな、と悪い気がしなかったが。かつての磐田と鹿島もこうだったのだろう。
 幸か不幸か、F東京三昧の日々はなくなり、レッズはリーグ戦に集中するしかない。
 いや、集中できる、と言い直そう。レッズにとって今年のナビスコ杯が終わってしまったのは悔しくて残念だが、そうであるならば日程的にも準々決勝に残っている8チームより楽であることは間違いないのだし、そのことをポジティブにとらえるべきだ。だから正直言えば、A組の2位は磐田になってくれた方が良かったと思っている。

 昨日、広島とは今季2回目の対戦だったが、開幕戦から3か月半あいていたので、ちょうど良いサイクルだった。また位置付けとしても、今季のナビスコ杯にケジメをつけるものとして、また、上に進めない試合にも関わらずスタジアムに来てくれた人たちに自分たちの覚悟を見せるものとして、大事な試合だった。
 結果としてリーグ戦にあまり出場していない3人が得点し、無失点で勝ったことは、これからみんなでリーグ戦に向かって行くぞ!という決意を見せるものになったと思う。

 もし昨日の広島戦が、決勝トーナメント進出を争う一戦になっていたら、どうだったろう。
 マスコミの目が行きがちなのは、ミシャ監督に絡んでのことだろうが、本来はそれよりもリーグ戦の2位と3位のチームが対戦するということで、注目を集めたい。昨日の試合の4日前にレッズと仙台が対戦し、3日後に仙台と広島が対戦する、という巡り合わせもあったわけで、ナビスコ杯予選リーグの結果とリーグ戦中盤の経過が絡まって、注目度はずいぶんと違っていたはずだ。もちろん、そうすると結果も違っていたかもしれないが。

 今回、リーグ戦の開幕で、内容的にほぼ完敗した広島に、ナビスコ杯では勝った。
 昨日の勝利は、本来の意味でのリベンジとは言い難い。本当に借りを返すのは約4か月半後、11月17日(土)の埼スタだ。
 そして広島に勝利するだけではなく、第32節ということを考えれば、お互いにリーグ戦で今と同じくらいのに位置にいて(今より上でもいいが)、限りなく大きな価値のあるリベンジの機会にしたいものだ。
(2012年6月28日)
EXTRA・1
 昨日は、ナビスコ杯恒例の「ヤマザキナビスコキッズ」というイベントがあった。子どもがキックターゲットやドリブルに挑戦して、ナビスコ製品がもらえる、というものだ。
 その情報をMDPに載せるときに「あれ?前回のナビスコ杯(C大阪戦と仙台戦)のときより文章が短いな。何でだ?」と違和感があった。その理由は校正を見ていて気が付いた。これまでの記事には「浦和レッズと一緒にコクリツをめざそう」というキャッチフレーズが入っていたのだ。そりゃ、今回は入れられないわな。
EXTRA・2
 平日の埼スタで19時キックオフは、ファン・サポーターの立場からすると、ちょっと厳しい。
 2006年に、試験的にリーグ戦を19時半からにし、2007年から平日埼スタは19時半というのが、定番だったはず。何で昨日の広島戦は19時だったのか。選手紹介に間に合わないから、20年を振り返る映像が見られない、というサポーターの残念そうな声を受けて、クラブに聞いたところ、予選リーグの最終節だから、試合時間を全部一緒にしないといけない、という理由で19時半が認められなかったということだった。
 なるほど。一般的には納得できる。だが一方で、最終節が休みに当たったチームの不利には目をつぶる、ということなのか。

(2012年6月28日)
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