Presented by 埼玉縣信用金庫
Weps うち明け話
#350
1210
 文書にしろ写真にしろ、今は全部ファイルにしてパソコンに保存する。保存のためにファイルに名前を付けるとき、頭には日付を入れることにしている。たとえば「120929柏戦」などと。
 ほとんど毎日のようにやっている作業だから、あまりキータッチ速くない僕でも途中まで指が覚えている。10か月、ずっと「120×××」とやってきたから、10月になっても「120」と打ち、ついでに「チッ」と舌打ちもすることになる。10月4日の今日になって、ようやく間違えずに「1210××」と打てるようになってきた。

 そんなことで10月になったことを知る。
 去年の10月は本当にいろんなことがあった。
 2日(日)、万博での黒星から始まったが、その後のナビスコ杯準々決勝でC大阪に勝ち、ベスト4進出。月曜日に大阪から帰ってきて、また水曜日に大阪へ行って泊まるというビジネスマンみたいな生活。飲んだ酒の味が違ったのは、店の違いだけではなかったはずだ(ガンバ戦の夜はコンビニで買った缶ビールだったか?)。
 そして9日(日)には埼スタでガンバに雪辱し、7年ぶりのナビスコ杯決勝進出! 12日(水)には天皇杯2回戦で、大学生にまさかの先制点を食らったが逆転勝ちでホッとした。
 カップ戦3連勝で迎えた15日(土)のさいたまダービーは、レッズにとっては天使の名前が皮肉に聞こえるラファエルにまたも決勝点を決められ、終盤になって初めての16位転落。その4日後の深夜、監督交代の報を受けた。
 22日(土)は堀新監督の初采配。日産スタジアムのピッチに出てきた堀監督は、サポーターのダルマに手を置き、念を送っているのかパワーをもらっているのか、数秒間じっとしていた。スタンドに悲壮感はなかった。新監督と選手たちに託す。その思いがポジティブな雰囲気を作っていた。中でもレッズアカデミーの試合でおなじみの面々は元気いっぱいだった。その効果か、開始4分で先制されたが見事に逆転勝ち。堀監督の顔は3年前の高円宮杯優勝のときよりうれしそう、というよりホッとしてしていた。
 そしてリーグ戦とは裏腹に、優勝をかけたナビスコ杯決勝が29日(土)。鹿島も決して調子が良いわけではなく延長までもつれ込んだが、1点が取れずレッズ6回目の準優勝(2位)に終わった。6つ全部言えますか?

 カップ戦の決勝を含む公式戦7試合に監督交代。お腹いっぱいになるほどいろんなことがあり、胸焼けがするほど濃い2011年の10月だった。

 それに比べると今年の10月は公式戦4試合。負けているためだがナビスコ杯もない。
 たしかに数は少ないが、濃さはまだわからない。いやいや、濃くしていくのは自分たちだ。
 前節、降格が決まった札幌。今の時点では残留を確定させていないセレッソ。そして前後するが、アウェイ仙台でのシックスポインター(倉敷さんふう)が控えている。苦手な下部カテゴリークラブとの天皇杯3回戦もある。
 去年に負けないくらい濃い10月にしたい。
 まずは明後日。10月6日という日を真っ赤っ赤に塗りつぶしたい。
 色合いはレッズカラーだぞ。
(2012年10月4日)
EXTRA
 テレビで川崎F−札幌戦を見た。キャプテンマークを巻いた河合竜二が何度も大写しになった。開幕以来、苦労してきた7か月だっただろう。FC鶴ヶ島時代から知っている者としては、本人の去就も気になるし、埼玉県出身のJリーガー、レッズOBとして応援したいところだが、甘いことは言っていられない。相手チームの選手として見たときの河合竜二は、04年のチャンピオンシップでレッズの優勝を阻んだ、マリノスの立役者以外の何者でもないのだ。

(2012年10月4日)
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