Weps うち明け話 文:清尾 淳

#952

サイドバックは

 1月31日から始まったレッズの二次キャンプも半分を過ぎた。
 一次キャンプから3回行われた練習試合や練習での紅白戦を見ると、毎回組み合わせは少しずつ違うが、ベースとなるイレブンはだんだん絞られつつあるのかな、と思う。
 だが、読めないのが左右のサイドバックだ。
 槙野がずっと左ではなくセンターバックに入っているので、左は宇賀神と菊池の争いになりそうだが、センターバックは槙野の他に、マウリシオ、阿部、岩波がいるから、フタを開けてみると槙野が左、ということになるかもしれない。
 昨季の終盤、右サイドバックを務めていた遠藤はずっとアンカーでプレーしている。右を務めたのは平川、橋岡で、森脇は一次キャンプでケガ。復帰した川崎Fとの練習試合(2月3日)でまたケガを負ってしまった。平川が先発に復帰か、あるいは新人の橋岡が起用されるかというところだが、川崎F戦の2本目の途中から20数分間、宇賀神が右に回った。さらに5日と6日の練習では岩波も右をやっていた。
 7日の名古屋との練習試合では、どういう起用になるのか注目だ。

 シーズンが始まれば、1試合に2チームを組む必要はないからまた変わってくるだろうが、全員が90分あるいは一定時間プレーできるこの時期、それぞれのパフォーマンスを見ておくことは貴重に思える。
 二次キャンプになって、取材に来るメディアも段違いに増えた。去年まで僕もその1人だったのだが、それもフィナーレ、すなわち開幕に近付いてきた証明だろう。

(2018年2月7日)

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