Weps うち明け話 文:清尾 淳

#975

LAEJ

 僕の“肩書き”(とはちょっと違うが)「WEPS」はライター、編集者、カメラマン、そしてサポーター、という4つの英単語の頭文字を並べたものだ(最近、PHOTOGRAPHERの度合いが減ってるが)。もっと読みやすい並べ方はないかと思っていたが、これしかなかった。

 では「LAEJ」はどうだろう?

 母音が2つあるので、何とかなりそうなのだが…。


 LAEはもちろん、ルヴァンカップ、AFCチャンピオンズリーグ、天皇杯の頭文字を並べたもの。来年、Jリーグを獲れば「LAEJ」となる。

 レッズが3年連続獲ったタイトルに、来年は13年ぶりのリーグ優勝を続けてコンプリートしたい。

 天皇杯決勝のMDPに「今をレッズの第二次黄金期と呼ぶためにも天皇杯優勝を」というようなことを書き、そのとおりレッズは3度目の天皇杯を獲ったが、本当に黄金期と呼べるのは来年リーグ優勝を果たしてからだろう。


 簡単なことではない。

 特に来季はACLを並行して戦う。ACLでは最低でもグループステージを突破して欲しいのだが、それを果たしながらJリーグでも上位に居続けるには、かなりの戦力強化が必要で、クラブは相当な補強を行わなければならないだろう。優勝した翌年こそ、選手に競争心を持たせるためにも、大型の補強が必要なのだ。


 レッズが初優勝して話題になった2007年のACL。そして昨季2度目の優勝を果たして再びクローズアップされ、今季は鹿島がアジアを制した。ますます日本におけるACLの相対的価値は上がっていくだろう。最初にACLと国内主要タイトルの二冠を獲るのはどこか、ということも注目されていくはずで、それは2007年にあと一歩のところまで迫った浦和レッズが達成して欲しい。

 来季それを、とは言わない。口で言っても仕方がないから。

 結果は終わってみなければわからない。一方、準備はいましかできない。

「すべての大会で優勝を目指す」という言葉。その「すべて」の中にACLが常に含まれていることが重要だ。


 クラブの準備も一通りではすまない。

EXTRA

「LAEJ」はタイトルを獲った(予定)順番に頭文字を並べたものだが、うまく読めない。いろいろ並び替えて、英語ほかの言葉と照らし合わせてネットにヒットしたのが「JEAL」。お、「ジール」とか読むのか、と思ったら、そのあとに「・OUSY」と付いていた。

「JEALOUSY」=嫉妬。

 これは、うまくないよな。

(2018年12月10日)

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