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「さいしんを知ってほしい」(3)〜初代理事長の想い(4)〜

・・・・・・初代理事長の想い(4)・・・・・・

●対談●

    村上義之助氏

平凡なことを非凡な努力でなす


ホスト 草柳大蔵
初代理事長:村上義之助氏

初代理事長:村上義之助氏


戦後22年に9組合を統合

草柳 

  村上さんのそういう経営方針は、昭和22年の県下9組合の合併後もずっと貫いてこられたわけですね。

村上

  そうです。45年1月にわしは引退して松本専務に理事長職を譲ったとき、たまたま大蔵省の検査がありましたが、そのときの講評でも預金者保護に徹してきた点が評価されておりますよ。つまりこうです。埼玉県信用金庫は、昭和22年に現理事長(村上)が中心となって、埼玉県内11市街地信用組合のうち9組合を合併して設立された埼玉県信用組合を前身とするもので、理事長の地味で手堅い経営を堅持して今日に至っている。このような堅実基調を反映して支払い準備、自己資本、損益収支、経営基調は優位を保持している――こういう内容のものでした。

草柳

  9組合を合併させたときは、どうでしたか。たいへんだったでしょう。

村上   最初の2、3年は骨でしたよ。みんなそれぞれ一国一城の主ですからね。支店長は副理事長だとか常務理事でしたから、店長会議すなわち役員会なんです。当時、会議の日には昼飯のときに酒を出したもんだが、しまいには喧喧ごうごうで大したものでした。
草柳

  合併というと一般の企業でもそうですが、対等合併しても占領軍と被占領軍ができる。どちらか一方、力のつよいものが出るんですよね。

村上

  うちの場合、いくらかちょっと積極的な人がなかにはいたが、大部分のものはわしのことを信頼してくれたから、楽なほうでしたよ。
   なにしろ終戦直後のことです。社会情勢は混乱していて経済界、金融界の実情もたいへんだった。金融機関の再建整備法が施行されたりしましてね。政府の方針でそれぞれの信用組合は強固な基礎をもつよう大都市においては5,000万円、その他の都市では3,000万円の預金を保有するように指導されたわけです。万一この基準に達しなければ第2組合を設立して合併するよう勧奨された。そこで、埼玉は、県北と県南の二つの組合に統合する案が示されたんだが、川口と西川口、この二つの組合は合わせて3,100万円の預金があったので条件に適合したので、うちを含む県北6組合と浦和、川越、大宮の3組合が加わって合併したわけです。小川信用と青木信用はその後に設立された金庫です。

草柳   なるほど。
村上

  この22年の広域合併が埼玉県信用金庫のその後の発展を阻害したという見方をするむきがかつて業界誌などの一部にあったようだが、これは当時の情勢をよく理解していない、まるで客観性のない独善的な意見といわざるを得ません。

草柳

  そうですね。


次回、「少数主義こそ真路線」につづく。

『信用金庫』昭52・5掲載

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