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Weps うち明け話 #1006

試合延期(2020年2月26日) 

 

 3月15日までの、Jリーグの試合が延期されることが決まった。

 3月15日というのは、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議による「ここ1~2週間が感染を抑えるかどうかの瀬戸際」という発表を踏まえてのものだと思うので、そこには「当面」という言葉が隠れているのだと思う。今のところ再開日となっている3月18日(J1第5節)に試合が行われるとしたら、遅くとも1週間前には公表されないといけないだろう。さらに公表の前には数日間の準備が必要だと思うから、3月の第1週、来週いっぱいぐらいの感染拡大状況が判断の材料になるはずで、「Jリーグは休み」ということになったが、関係者(各クラブを含め)は休みどころか、通常の業務以外の仕事で通常以上に忙しい日々を送ることになるだろう。

 

 僕もそうだが、レッズの(他のクラブも)サポーターの中には、日常生活において優先順位の最上層に浦和レッズを置いている人も多いだろう。だからこういう措置でもない限り、試合に行くことを止めないはずで、5試合の延期は残念には違いないが、現時点では妥当な判断だと思う。

 

 かく言う僕も、26日に開催予定だったルヴァンカップ松本戦のMDP582号は最終チェックも終えて――13時前に最終チェックが終わるのは珍しいのだけど――、印刷会社にGOを出すだけだったから、ある意味では影響がなかった。3月1日の広島戦で発行するMDP583号は正に準備の真っ最中だったが、それをとりあえず止めた。

 昨日は、すでに書いていただいた外部のライターさんたちへの補償連絡をしたぐらいだったが、今日からは3月18日に再開されることを前提にして企画を立て直すことになる。また代替日は3月22日(日)までは入る余地がないが、そこから4月第1週までの、日本代表絡みで試合がなかった時期には入ってくるかもしれない(そこは今から情報を仕入れることになる)。そこも前提に準備しておかないと、いざというときに間に合わない。

 あるかもしれないが、ないかもしれない仕事の準備というのは簡単ではないが、今はそれをやるべきだし、ふだん「試合に絡むかどうかわからない選手もしっかり準備しておくことがチームの底上げに必要」などと偉そうに言っているのだから、自分もそれをやらないといけないのは当たり前だ。

 

 本当に3月18日からJリーグが再開されるような状況になって欲しいし、自分が感染拡大の原因にならないよう、すべきことをしようと思う。

 もちろん、こういう不確定な状況での仕事の準備も、すべきことの一つなのだと思っている。

 

 あと、沖縄で止まっていた、このコラムの更新も進められそうだ。

 

(文:清尾 淳)

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