さいたまと
ワールドカップ





COLUMN●コラム


#050
見せていいのかなあ?こんなもの


 ロンドンの繁華街では、土産物を売る屋台があちこちに出ている。その中には各サッカークラブや各国代表の名前が入ったマフラー、ニット帽、Tシャツなどのサッカーグッズも多い。ほとんどが「UNOFFICIAL」(非公式品)だが、ちゃんとロゴ(に似た?)まで使われているものもある。日本では考えられないことだ。

 UNOFFICIALとは言え、デザインも悪くないし、第一にマフラーもニット帽もTシャツも、すべて5ポンドと安い。95年に初めて行ったときから、この5ポンドは値上がりしていない。もっとも当時は1ポンド=130円台だったのが、現在は180円台だから、日本人にとっては値上がりと言える。

 しかし、今回どうしてもイングランドで「仕入れ」たかったもの。それは街角の屋台では売っていない。このコラムの最初のころにも書いたが、サッカーの試合当日は、スタジアムの周りにそのチームのものを中心に売る屋台が出る。そこではやはり、UNOFFICIALだかOFFICIALだか、わからないものを安く売っているが、その中でも絶対に公式品ではないもの。それは、ビッグクラブや有名選手を茶化したTシャツだ。今回、ウインブルドン、ウエストハム、アーセナルの試合のときに目についたものを根こそぎ買ってきたので写真で紹介する。これはおそらく、渋谷の「ベスト」でも「カンピオーネ」でも売っていないだろう。ネット上で見せても法律にはひっかからない…と思うのだが。


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  1. ご存じマンチェスター・ユナイテッド(以下マンU)の悪魔が死んじゃいました。
  2. マンUをごみ箱に捨てて「イギリスを静かにしましょう」と。
  3. なんと、お下品な。これはウエストハムのものですが、いろんなチームがマンUにキスさせるバージョンがあります。
  4. これも、他チームバージョンがあります。
  5. デビッド・ベッカムの頭の中はエッチなことでいっぱい。
  6. ベッカムの替え歌。もちろんけなしています。曲は「ユア・マイ・サンシャイン」と「リパブリック讃歌」。どちらもマンUの応援ソングでしたっけ?
  7. 仕事柄、これが一番気に入ってます。イギリスの大衆紙「THE SUN」のパロディ。1面は確かにこんな作りです。ベッカムの下着姿が写真週刊誌に載せられたことが原因で、ファーガソン監督がなんと2月20日の対リーズ戦で彼をメンバーからはずしたらしいから、根も葉もないことではないのか?
     ちなみにロンドンからの帰り、着るものがなくなった僕はこのTシャツを着ていたのだけど(他はみんなXLだった)、機内が暑くて、これ1枚になっていました。
  8. アーセナルの試合で。「トテナムサポーターの脳味噌はからっぽ」。トテナムはアーセナルから目と鼻の先。ライバル意識も強いようです。
  9. アーセナルで。同じロンドンのビッグチーム、チェルシーの茶化しも忘れてはいけません(?)
  10. 力強いドリブルが売り物のトテナムのMF、「ジノーラ」がダイビング野郎だと。僕は、彼のドリブルが結構好きなのですが…。まあ好きなのはプレーであって、個人ではありませんから。

(2000年2月21日)