| さいたまと ワールドカップ
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#134
ＮＧＯ
日本の政治家は４コマ漫画のネタを作るために仕事してんのか？と疑いたくなるような毎日。アフガン支援会議からＮＧＯ二団体をはずすように鈴木宗男代議士が外務省に言ったのか、野上次官が鈴木氏の意を酌んで判断したのか、田中外務大臣が先走ったのか。早くはっきりしてほしいものだ。
「はっきりすれば、それでいいんですか？」
だって、官僚のトップである事務次官、政治家のトップである外務大臣、議員のトップである衆議院議員で議院運営委員長、その３人のうち誰かがウソをついてるんだから、それははっきりさせて、それなりの責任を取ってもらわなくてはならないだろうが。
「どうもそこにみなさんの目が行ってるようで気になるんですがね。この問題の本質は違うと思うんですよ。鈴木さんが『外務省に批判的な団体を外務省主催の会議に入れるのはいかがなものか』と言ったのは事実なんでしょ。その考え方そのものがおかしいと思いますがね。鈴木さんが圧力をかけたかけないの問題とは別に」
ふんふん。
「外務省主催の会議だからといって、外務省に従順な人ばかり入れていていいんですかね。会議自体を破壊するとか主張しているならともかく、そうじゃなければいろんな考えの人を入れてこそ、会議が有意義なものになるんじゃないですか」
だけど意見の違う人を入れると、混乱するかもよ。
「アフガン問題のような複雑なことで混乱しないということは、いろんな意見を排除してるということになりますよ。会議自体は成功するかもしれないけれど、そこで出た結論は世間では通用しにくいものになる可能性が高いでしょう」
よりよい結論を導くためには、批判的な人も含めて意見を出し合った方がいいということか。なるほど、それはそうだ。だけど、どうしてそんなにこだわるんだ。
「『外務省』を『レッズ』に置き換えてみてくださいよ」
レッズに批判的な団体をレッズ主催の会議に入れるのはいかがなものか…。そうか２月１９日（火）の「浦和レッズシーズン２００２を語る会」のことか？
「そうです。あの会は、それなりに意義があると思うけど、内容的にはかなりじれったいところがあるでしょう？ただクラブを批判するだけに聞こえる意見や、すでに何度も交わされている意見が、何も選別されずにダイレクトに出てくるから、主催者のレッズとしては、ひょっとして『あんなヤツ来るなよ』と思っているかもしれない。でも、それじゃ駄目なんです」
そう言えば最初にやったとき「相手の高いＦＷを抑えるために永井や盛田をセンターバックにコンバートする気はありませんか」と質問されて、斉藤監督が露骨に嫌な顔して「ありません！」と答えてたものなあ。でも別に誰も「あんなヤツ来るなよ」とは言ってないだろ。
「いや、思うだけでも駄目なんです。もちろんハイレベルな質問や意見がいっぱい出た方が有意義な会にはなりますが、素朴な質問や荒唐無稽な意見でも、嫌がらずに正面から受け止めて答えていくことが、強いレッズファミリーを作っていくことになるんです」
でも１０００人以上がいるんだから、みんな知っていることとか、もう何度も言われていることは、時間がもったいないからなるべく蒸し返さないでほしいなあ。参加者のラインをどこに引くか、というのは難しいだろうけど。
「だから２月１６日に発行予定のＭＤＰ増刊号を参考資料にしたらどうでしょう。今年はレッズフェスタが早かったので、その日に発行したのでは監督やＧＭの考えを十分載せきれないということで、２月１６日になったでしょう。つまり１９日の語る会の基本資料にしてほしい、ということで」
それがいいよなあ。そこに書かれていることにさらに突っ込むなり、触れられていないことを聞くなり。ＭＤＰ増刊号に載っていることを前提とすれば、話がこれまでより進むかもね。でも語る会のテキストみたいになるとすれば責任重大だなあ。
「そう責任重大。よろしくお願いしますね。じゃ」
ちょ、ちょっと待ってよ。あんた、誰？
「ＮＧＯ（何でそんなに、頑張れるの、お前さんたち）代表」
うーん。ＮＧＯ（何の、義理もなく、応援する会）か。
（２００２年１月２８日）