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COLUMN●コラム


#230
山瀬の一言


 3月中旬から練習に合流。29日にサテライト公式戦出場。4月4日にサテライト練習試合出場。そして6日に後半途中から約8ヵ月ぶりのJ1リーグ出場‥。
 山瀬功治がトップフォームに近づいてきている。


 「駒場?コンサドーレ時代はアウエーだったので、応援がすごかったのでやりづらかったですが、ホームだとあれほど違うものかと思いました。アウエー時代は威圧感だったものが、あれだけの声援を受けてできることはありがたいです。(選手紹介のときにひときわ拍手が大きかったことを聞かれて)光栄なことです」


 選手がレッズサポーターの応援をどう思っているか。いつも気になるところだが、なかなか本音は出ないかもしれない。山瀬はファンに対して過剰なリップサービスをする選手ではなさそうだから、7日の大原の練習後、記者に囲まれて淡々と話したいくつかのうち、この一言が僕に響いた。ホームの大声援が相手チームにやる気を出させ、レッズの選手には逆にプレッシャーとなっているのではないか、などという懸念も以前聞かれたように思うが、やっぱりそんなことはないはずだ。プロならば。
 言葉を替えれば、味方の応援がものすごいところでは力を発揮できないという選手は、レッズでは活躍できないということか。誰が監督をやろうと、その「適性条件」だけは変わっていない。変わらないうちに優勝しなければ。


 ところで、明日は今季初のナイター、しかも水曜の遠いアウエー。夜の緊迫したムードの中で少数精鋭(他が精鋭じゃないという意味ではないよ。来られない人、突っ込まないで)による応援も好きだが、応援と試合の内容・結果以外で僕はもう一つ楽しみなことがある。それは何か?同じ楽しみを持っている人がいるかもしれない。当ててみて。
 試合後の焼肉じゃないからな。


(2003年4月8日)

<追伸>
  レッズというチーム(クラブ)は、在籍した歴史を見ると、Jリーグ新人王が3人(小野、山瀬、坪井)、Jリーグ得点王が1人(福田)、元日本代表監督が3人(森、横山、オフト)、元日本代表主将が2人(井原、柱谷)。ある意味すごいか。