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Weps うち明け話 #1248

声の主は——沖縄キャンプ初日 (2026 年7月9日)

 

 

 沖縄キャンプを初日の頭から取材するのは久しぶりかもしれない。

 

 たいてい同じ初日に沖縄に来るのだけど、那覇でレンタカーを借りて、宿に届いた荷物から機材などを出して、とやっていると、チームからかなり遅れてしまい、キャンプの初練習すなわち初日の午後練開始には間に合わないのだ。

 

 しかし、今回は午後練が17時からということもあって、7月8日はしっかり練習開始前に金武町フットボールセンターに着いていた。

 

 19日間のキャンプの開始に間に合わなくても、全体にはほとんど影響がないのだが、これまでとは気分が違う。プラス、今後の仕事もすべてコンプリートしなければいけないという気持ちになる。それでかえって大変になるかもしれないが、とりあえず初日は「たいへんよくできました」のスタンプを押しておこう(どこにだ?)

 

 

 8日の午後練は、ほぼウォーミングアップ的なもので終わった。そして、その後は地元、金武町のサッカー少年たちを対象にサッカー教室…、となっていたのだが、果たして「教」えたのかどうか。3つのコートに分かれてミニゲームをやっただけだから。

 

 ただ、間違いなく楽しそうだった。子どもたちもそうだが、レッズの選手たちの方が。僕が見ていたコートでは途中までレッズ側が負けていたが、最後は大人げないくらい本気を出して(?)、たしか1点差でレッズが勝ったと思う。

 

 肥田野蓮治が「あらためてサッカーは楽しいな、と思いました」と感想を語っていたのが印象的だった。Jリーグも、やっている選手たちが楽しいことがベストなのだろう。もちろん勝たなければいけないのだから、「負けてもいいじゃん、楽しければ」というつもりはない。しかし、やっている選手たちが楽しく感じる試合というのは勝利に近いところに来ている試合だと思う。それが、たまたまではなく、意図したサッカーで、楽しく、そして勝てる。そんな試合をいくつも見たいものだ。

 

 

 さてキャンプ初日の今日、気が付いたこと。

 

 

 5日の公開練習のときも思ったのだが、練習中すごく“うるさい”のだ。うるさいというと語弊があるから、賑やかだ、と言い換えよう。

 

 一昨年の冬のキャンプのとき、原口元気が率先して声を出しているので、他の選手も出すようになって、その前年に比べて活気があるな、と思った。それを思い出して、誰が声を出しているのだろう、と探したがどうも選手ではなさそうだ。

 

 そうか、コーチか!

 

 以前は、池田伸康コーチの「さあ、行こうぜ!」「○○○、いいねえ!」という声が目立っていたが、今は彼だけではなく周りのコーチがみんな声を出している。考えてみたら、今季は日本人コーチが一気に増えたのだ。そして京都サンガは、練習でもコーチの声が大きい、と今日会った島崎英純さんが言っていた。そりゃ日本語の声掛けが多く聞こえるのは当然だ。

 

 

 なんだよ、選手じゃなくてコーチの声だったのか。

 

 僕も最初はそう思った。だが呼び水は大事だ。声を出しやすい環境はできている。

 

 このキャンプ中に、コーチ陣に負けないくらいの声が選手たちから出るようになることを望んでいる。

 

在籍28人中、8人が新加入または復帰選手

 

そういう人だったんですね、福井選手

 

サヴィオも楽しそうだった

 

健闘をたたえ合う?肥田野

 

(文:清尾 淳)