Weps うち明け話
#003
2,500人
 え、先着2,500人?間に合うかな。

  4月2日(土)はアウェーの大分戦。ナイターなので現地で泊まり、3日(日)に浦和に帰ってくる。向こうからの便は大分発午前9時。かなりせわしない。初めは午後便でゆっくり帰ってくるつもりだったが、急きょ早めた。明日から「浦和レッドダイヤモンズレディース」となる、旧「さいたまレイナス」。ベレーザとの「なでしこスーパーカップ2005」が、3日の12時半から駒場スタジアムで行われるからだ。
 冠スポンサーこそついていないが、「スーパーカップ」と言えば、リーグ戦王者とカップ戦覇者が戦う試合。相手のベレーザは1月1日の女子選手権でレイナスを破って優勝したチーム。そしてレイナスが初制覇した2004L・リーグではベレーザが2位だった。4月3日は両者リングアウト・ドクターストップなし、時間無制限一本勝負の完全決着戦だ。そして、さいたまレイナスではなく、浦和レッズレディースとしての初の公式戦だ。あのユニフォームを着て戦うチームに、目の前でカップを掲げさせたい。そう思っておかしくないだろう。
 愛着ある「レイナス」の名前がなくなり、浦和レッズの仲間になった。選手たちに「レッズになって良かった」と思ってもらいたいし、われわれも本腰を入れて応援する対象が増えて良かった、と思いたい。大分に行って昼便で帰ってくる人は無理だが、ぜひ一人でも多くのレッズサポーターに駒場に集まってもらい、初戦を祝いたい。

 て、ことをお願いしようと思ったら、クラブも同じ考えだったようで、ホームページに
>★当日、浦和レッズレディースを応援していただける方(先着2500名様)に、カポーテ(マント)をプレゼントいたします。
>当日11時から、駒場スタジアム1ゲート前・売店付近の特設テントにて配布致しますので、チケットを持ってお立ち寄り下さい。
 と出た。

 異例だ。試合来場者の先着何人かにレッズがグッズをプレゼントするなど、記憶にない。しかも会場が駒場スタジアムとは言え、ホームゲームではなく中立の試合。超がつく異例だ。
 浦和レッズレディースのお披露目であり、大会の告知も十分ではないことから、1人でも多くのレッズファン、サポーターに足を運んでもらうために措置だろう。
 レイナスの浦和レッズへの移行は急ピッチで進んだ。登録の手続き上、決定はタイムリミットぎりぎりだった。移行に伴うチーム運営の段取りの変更などが後からついていったことは否めない。いや、いまだにいろいろなことが十分に準備されているとは言えない。はっきり言えばバタバタしている。しかし大会の日程は決まっている。その中で、できることを順序を問わずやっている、という状態だ。今回の異例の措置も、「できること」の一つだろう。

 3日、9時に大分を出て羽田に10時半。車の混み様も関係するが、おそらく駒場に着くのは12時を過ぎるだろう。僕が先着2,500人に入るのは難しいかも知れない。いや、とっくに2,500人を超えていてほしい。え? あ、チケット持ってる人でないともらえないの? とにかくキックオフに間に合うように頑張ろう。
(2005年3月31日)
〈EXTRA〉
 今日2つ目。更新が遅れたお詫びか。いや誕生日祝いか(催促してるな)。
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