昨日もダブルヘッダーだった。
朝9時半からJヴィレッジで、第11回全日本女子ユース(U-15)選手権の準決勝。レッズジュニアユースレディースが、鹿児島県の神村学園中等部女子サッカー部と対戦した。夜7時からの埼スタ・新潟戦には余裕で間に合った。
昨年もこの大会に出場したレッズジュニアユースレディースだが、一次ラウンドで敗退。4チームリーグで1位チームしか決勝トーナメントに進出できないという厳しいリーグ戦で、レッズは2試合に快勝したあと、この神村学園に1-3で負けたのだった。
惜しかった、と言っていいだろう。シュート数では8対6でレッズが上回っていた。パワーとスピードの神村学園に対し、テクニックと組織のレッズ、という図式で試合としても面白かった。しかし結果は1-2。後半早々に先制され、途中同点にしたが、その2分後決勝点を入れられた。その後もチャンスはあったが。
今季からレッズジュニアユースレディースは女子関東リーグに入り、大学生や社会人チームと対戦している。なかなか勝利がつかめないが、それがチームの強化につながっていることは間違いない。
昨年からレディースがレッズの一員となり、今季から選手のプロ化や試合の有料化、練習環境の整備などチーム強化のための手を打ってきたが、ジュニアユースレディースには練習場の確保や栄養指導などの他には、大きなテコ入れはできていない。その中で全国3位という結果を収めたチームと指導者には頭が下がる。
女子サッカーは、まだ普及の段階が続いていると思うが、少年団などで男子に交じってボールを蹴っている子が、中学生になっても続けたいときに、やれる環境を提供していくことが、レッズの使命の一つかな、と思う。そしてレディースのトップチームの活躍で、自分もサッカーをやってみたい、という女の子を増やしていく、ということもある。
この日の試合を見て、ジュニアユースレディースから、レッズレディースへ、そしてなでしこジャパンへ、という道もきちんと考えていく時期かな、と思った。 |